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三軒茶屋の路地裏にあるビアバー《香菜里屋》のマスター・工藤が、客が持ちかける相談事や謎を、解き明かす(または推理する)、一種の安楽椅子探偵ものである。工藤の推測に過ぎないため、その推理が正解かどうかは明確には語られないが、作中にて相談を持ちかけた人々は大抵満足している。
作中に登場する数々の料理もこのシリーズの人気の理由の一つで、作者である北森自身は調理師免許を所持しているという。
全4作で、第1作目『花の下にて春死なむ』は第52回日本推理作家協会賞短編及び連作短編集部門を受賞した。
2作目、3作目で匂わせるに留まった主人公・工藤の過去や、《香菜里屋》の名前の由来などが、4作目『香菜里屋を知っていますか』にて明かされる。
新玉川線(東急田園都市線)・三軒茶屋駅前の商店街のアーケードをくぐって、通りから1本外れた細い路地の奥、袋小路の手前の左側にある。
白い縦長の提灯に、「香菜里屋」と伸びやかな字が書かれている。扉は焼き杉造り。中は、10人程が座れるL字型のカウンターと2人用の小卓が二脚のみ。
度数の異なる4種類のビールがあり、マスターによる創作季節料理は、『ビアバーにしておくにはもったいない』と言われるほど絶品である。最も度数の高い12度のビールはロックスタイルで供される。最も低いもので3度、他に5度のラガーなど。工藤はビールの飲み方について、「グラスに注がれたら最後、寸暇を惜しんでグラスを空にする努力が必要である」と述べている。その他、数種類のワールドビール、焼酎などが備えられている。まれに、工藤がシェイカーを振り、カクテルを作ったり、香月からその他の様々な酒を提供してもらうこともある。
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