S-KEN
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S-KEN(エスケン、1947年1月17日 - )は、日本の音楽プロデューサー、歌手、作家、レーベル&サウンドプロデューサー、イベントプロデューサー、DJ。
S-KEN | |
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出生名 | 田中 唯士 |
生誕 |
(1947-01-17) 1947年1月17日(77歳) 日本、東京都大田区 |
職業 | |
活動期間 | 1971年 - |
事務所 | ワールドアパート |
公式サイト | http://s-ken.asia/ |
東京都大田区大森生まれ。本名 田中 唯士(たなか ただし)ワールドアパート取締役会長。
71年、作曲者としてポーランド音楽祭に参加。世界放浪後、音楽雑誌の編集者として75年ヤマハ音楽振興会の海外特派員として渡米。 ニューヨークに滞在中、CBGBなどのニューヨークパンクロックシーンに刺激を受けて東京に帰国後、伝説のパンクムーブメント『東京ロッカーズ』を牽引。 アーティストとしてはデビュー·アルバム『魔都』(81年)、セカンドアルバム『ギャングバスターズ』 (83年)を経て、パンク、ファンク、ブガルー、レゲエなどをハイブリッドさせた自身のバンドs-ken & hot bombomsを結成、80年代のクラブシーンを代表するエポックなイベント『Tokyo Soy Source』に参加しつつ4枚のアルバムを発表。同時期、『異人都市 TOKYO』、『PINHEAD』 などの作家・編集者として、『カメレオンナイト』『ニポニーズナイト』などイベントプロデューサーとしても活動、東京のクラブシーンの創成期を活性化してきた。 91年以降は音楽プロデューサーに専念、「JAZZ HIP JAP(UK クラブチャートイン )」、東京ラテン宣言、クラムボン、SUPER BUTTER DOGから現在にいたるまで、プロデュース作品は109タイトルに及ぶ。 2017年、27年ぶりにアーティスト活動を復活、ソロアルバム『Tequila the Ripper』をリリース。レコーディングには細野晴臣 、トータス松本、東京スカパラダイスホーンズ、竹中直人など旧友から新世代まで34人ものミュージシャンが参加。ビルボードライブ東京を皮切りに s-ken & hot bombomsのライヴも復活。2022年にはs-ken & hot bomboms名義のニューアルバム『P.O. BOX 496』をリリース。2023年には森雅樹(EGO-WRAPPIN')らが参加した新ユニット、s-ken & far east sessionsでのライヴ活動をスタートさせている。 また、2018年、自叙伝『S-KEN 回想録 1971-1991 都市から都市、そしてまたアクロバット』( 河出書房新社 ) を出版。同時に海外特派員時代の自ら撮ったパティースミスやラモーンズなどニューヨークパンク・ロックシーンを網羅した写真展「1977NYC EXPLOSION」も東京、大阪、京都にて開催。2023年には写真家・上出優之利による7年間、18000ショットものストリート・ポートレイトから厳選された写真集、『S-KEN Punk Old Dicks』(SUPER LABO)が出版されている。