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System pは、IBMのUNIXサーバおよびワークステーションのシリーズである。プロセッサはPOWER、稼働可能なオペレーティングシステム (OS) はAIXおよびLinuxである。
公式サイト | IBM Power Systems |
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従来のRS/6000(RISC System/6000)、pSeriesの後継である。2008年4月に後継の Power Systems が発表された。
正式名称は「IBM eServer pSeries」である。IBMのサーバ全体のブランド名「IBM Systems」を構成するシリーズ(System z、System i、System p、System x、System Storage)の1つである。「p」は「performance(パフォーマンス)」を意味する。またPOWER5ベースのものを p5 とも称する。
広い範囲をカバーしているが、ワークステーションは徐々に品揃えを減らしつつある。
初期の RS/6000 では、POWER および POWER2 プロセッサが使われていた。PowerPC ISA が開発されると、下位機種は PowerPC 604e などを使うようになった。上位機種やクラスターでは、浮動小数点演算性能の高い POWER が引き続き使われた。整数演算性能が重視される商用向け機種では PowerPC から派生した RS64 が使われた。
POWER4 が開発されると RS64 は使われなくなった。このためビジネス向けと科学技術計算向けの区別がなくなった。その後、System p は主に POWER5+ を使用し、一部の下位機種やブレードサーバでは PowerPC 970 も使用された。現在の最新は、ブレードを含めPOWER8である。
IBM System p5 と IBM eServer p5 以降は、仮想化機能として以下を備えている。
オペレーティングシステムはAIXおよびPOWER版のLinux(Linux on POWER)が使用できる。2008年4月現在、AIXはV6.1が最新である。
ディープ・ブルーはRS/6000をベースに作られたスーパーコンピュータであり、正式な時間制限でチェスの世界チャンピオン(ガルリ・カスパロフ)に初めて勝利したコンピュータとなった。30台のRS/6000で構成されたマシンに、480台の特殊なチェス専用VLSIを接続していた。チェスプログラムはC言語で書かれ、AIX 上で動作した。ディープ・ブルーは1秒間に20億箇所の位置を評価する能力を有していた。
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