RD-253
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RD-253 (ロシア語: Раке́тный дви́гатель 253, ロケットエンジン253)は、ソビエト連邦が開発して現在はロシアのNPOエネゴマシュが生産する液体燃料ロケットエンジンで、プロトンロケットの第1段に使用される。RD-253は世界初の非低温燃料による酸化剤リッチの高温のタービン駆動後のガスを再燃焼する二段燃焼サイクルエンジンである。この二液推進系のエンジンは毒性のある非対称ジメチルヒドラジン/四酸化二窒素を推進剤とするように設計され、利用には環境と経済的な問題がある。しかし、高沸点の自己着火性推進剤のおかげでRD-253はより単純で安全で廉価でその設計は負の側面を上回る。
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RD-253 (РД-253) | |
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用途: | プロトンロケットの第1段 |
推進剤: | UDMH/四酸化二窒素 |
開発年: | 1963年 |
大きさ | |
全高 | 120 in (3,000 mm) |
直径 | 59 in (1,500 mm) |
乾燥重量 | 2,800 lb (1,260kg) |
推力重量比 | 78.44 |
性能 | |
海面高度での比推力 | 285秒 |
真空中での比推力 | 316秒 |
海面高度での推力 | 330,469-375,431 lbf (1.47-1.67 MN)[1] |
真空中での推力 | 366,439-411,400 lbf (1.63-1.83 MN)[1] |
燃焼室圧力 | 2,200-2,450 psi (15-16.9 MPa)[1] |
設計者 | |
製造会社: | NPOエネゴマシュ |
推進技術者: | ヴァレンティン・グルシュコ |
設計チーム: | OKB-456 |
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