L3
イタリア陸軍の豆戦車 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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この項目では、戦車について説明しています。その他の用法については「L3 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
L3は、戦間期にイタリアで開発され、第二次世界大戦まで使用された豆戦車。
概要 性能諸元, 全長 ...
ベオグラード、カレメグダン城の L3/35(ハンガリー仕様) | |
性能諸元 | |
---|---|
全長 | 3.17 m |
車体長 | 3.17 m |
全幅 | 1.42 m |
全高 | 1.30 m |
重量 | 3.15 t |
懸架方式 | リーフスプリング、ボギー式 |
速度 |
42 km/h(整地) 15 km/h(不整地) |
行動距離 | 120 km |
主砲 | 8mm重機関銃×2 |
装甲 | 15-5 mm |
エンジン |
フィアットSPA CV3-005 水冷直列4気筒ガソリン 43hp/2,400rpm |
乗員 | 2 名 |
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ただし、イタリアでは、L3は、豆戦車ではなく、軽戦車(carro armato leggero、カルロ・アルマート・レジェッロ)に分類されている。L3とは、「3トン級の軽戦車」を意味する。どの兵器をどのカテゴリーに分類するかは、それぞれの国の(軍の)自由である。本項では、混乱を避けるため、実質を重視して、本車を「豆戦車」と呼称する/として扱うことにする。
各型式を合わせ2,000輌から2,500輌が生産され、第二次世界大戦突入時、イタリア軍が最も多く装備する装甲戦闘車両であった。
イギリス製のカーデン・ロイド豆戦車の独自発展型で、当初C.V.33(Carro Veloce 33、カルロ・ヴェローチェ=快速戦車 33年型)として採用され、その後改良型のC.V.35、C.V.38などが作られた。
1938年、イタリア陸軍の車両分類名称変更により、5トン未満は「軽戦車」に分類され、それぞれL3/33、L3/35、L3/38と改称されることになった。