BERG レーベル(バーグ・レーベル)は、かつて存在した日本のレコードレーベル。1998年にBMGジャパン(後のBMG JAPAN、現アリオラジャパン)内のビーイング専門レーベルとして設立され、2003年に消滅した。[注 1]
- レーベルの名称はiceberg(氷山)という英単語から抽出したもの。表面に出ているのは一部であり、水面下に限りない可能性を秘め、未知数の時代の音楽がここから誕生するという意味をもって命名された[要出典]。
- 同レーベルより発表された楽曲の原盤権はビーイングが保有しているが、同レーベルより発売された作品の音楽配信は、B'zのアルバム『B'z The "Mixture"』を除き現在どのサイトに於いても配信されていない状況である。[注 2]
- レーベル第一弾はDEENの16thシングル「手ごたえのない愛」で、2000年までは七緒香・大葉るか・B'zの作品が発売されていたが、2001年以降は実質DEENの専門レーベルという形となり存続していた。
- 2001年から2003年にかけて本レーベルから発表されたDEENのシングル・アルバムは、ビーイングが台湾に設立したレコード会社新光美音より正規盤として日台同時発売されたが、BERGレーベルは用いられていない。ライセンシーはB-Gram RECORDSの楽曲管理会社GRAM MUSICとなっている。[注 3]
- B'zの『B'z The "Mixture"』は香港・台湾でも発売された。併せて日本からの輸入盤仕様で1998年発表のベストアルバム『B'z The Best "Pleasure"』と『B'z The Best "Treasure"』がBMGより正規発売されており、パッケージに中国語表記と併せてBERGレーベルが用いられている。[注 4]
- 2003年にDEENがビーイングから離脱し、事実上レーベルの運営が終了となる。
2007年
- DEEN LIVE JOY Special YOKOHAMA ARENA (DEEN、DVD再発)
- on&off~tour document of 'need love~ (DEEN、DVD再発)
- on&off 2002 document of unplugged live & recordings (DEEN、DVD再発)
注釈
2007年に、BERGレーベルから発売されたDEENの映像作品3作が再発され、パッケージにはBERGレーベルのロゴも記されている。 『B'z The "Mixture"』の配信が行われていたのは、長年着うた・着うたフル(いずれも一部楽曲)、そしてビーイングが運営している配信サイト「BEING GIZA STUDIO」のみとなっていたが、2021年5月21日に行われたB'zのサブスクリプションサービス解禁に伴い[1]、今作も各配信サービスでの配信が開始となった。 BERGレーベル移籍後の楽曲も、出版権はGRAM MUSICが管理。2003年にビーイングに吸収後、現在はビー企画室が管理。 2000年6月に新光美音が設立されるまでは、海外ではビーイング系アーティストの作品は大黒摩季を除いて正規発売がされておらず、B'zやZARD・倉木麻衣などの作品はポリグラム系列の上華唱片を通して輸入盤で販売されていた。尚、『B'z The Best "Pleasure"』と『B'z The Best "Treasure"』の2作は2002年2月に新光美音から、ボーナストラック入りで再発売されていた。 中国語表記『最愛典蔵精選』のタイトルで発売。品番は74321-75244-2
中国語表記『真愛典蔵精選』のタイトルで発売。品番は74321-75245-2