BA-64
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BA-64(ロシア語:БА-64)は、偵察と連絡任務のため、ソ連赤軍によって1942年から1960年代初期まで使用された四輪駆動の軽装輪装甲車である。
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概要 種類, 原開発国 ...
BA-64 | |
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![]() BA-64 | |
種類 | 装甲車 |
原開発国 |
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運用史 | |
配備期間 | 1942年から1960年代 (ソ連) |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦、朝鮮戦争 |
開発史 | |
開発者 | Vitaliy Grachev |
開発期間 | 1942年 |
製造業者 | GAZ |
製造期間 | 1942年から1946年 |
製造数 | 9,110両 |
派生型 | BA-64B、BA-64D、BA-64E、BA-64G、BA-64W |
諸元 | |
重量 | 2.36 t |
全長 | 3.66m |
全幅 | 1.69m |
全高 | 1.90m |
要員数 | 2名 |
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装甲 |
銃塔 全周9 mm 後に10 mm 車体 操縦席前面 12 mm 後に15 mm 前端部 9 mm シャッター部 6 mm 側・後面 9 mm 後面下部 6 mm 上面6 mm 底面4 mm |
主兵装 | 7.62 mm DT機関銃、弾薬1,260発携行 |
エンジン |
GAZ-MM 4ストローク直列4気筒液冷ガソリン |
出力重量比 | 22 hp/t |
懸架・駆動 | 装輪式、四輪駆動 |
地上高 | 23.5cm |
行動距離 | 300kmから600km |
速度 | 80 km/h |
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本車はソビエト版のジープともいうべきGAZ-64とGAZ-67のシャーシーに装甲されたボディを乗せた軽装甲車である。乗員は運転手と機関銃手の2名で、武装は機関銃1丁のみ、小銃弾に耐えられる程度の装甲しか持たなかった。
BA-64Bは乗員達から「Bobik」とあだ名をつけられた。BA-64の生産総数の記録は、ロシア側の資料でさえ異なっている。よく定見として用いられる生産数は、GAZ自動車工場での9,110両生産というものである。うち3,901両はBA-64、5,209両はBA-64Bとされる。しかしニジニ・ノヴゴロドの車輌が描かれている付近の、記念の額には9,063両という数字が示されている。赤軍の代表者は8,174両のBA-64を受納し、その中には通信装備の付いた車輌が3,390両含まれていた。他の車輌は内務人民委員部の部隊と、ソビエト連邦の同盟国へ配備された。