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2019年FIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)は2019年に中国で開催された第18回FIBAバスケットボール・ワールドカップである。当初予定だった2018年より1年遅らせて2019年の開催となり、1967年大会以来FIFAワールドカップと別の年に開催されることになった。また、出場枠もそれまでの24から32に増加される[1]。
2015年3月にFIBA評議員会でアジアでの開催が決定し、8月に東京で行われた同評議員会で中国もしくはフィリピンの中から開催国をFIBA理事が投票[2]。その結果、14対7で中国が開催権を獲得した[3]。アジアでの開催は2006年の日本大会以来3度目である。
Country | 国内協会 | ||||
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フィリピン | フィリピンバスケットボール連盟 | ||||
フィリピンは1978年に1度開催経験がある。 | |||||
中国 | 中国バスケットボール協会 | ||||
中国は2008年に北京オリンピックが開催されており、開催が実現すればFIBA主催大会としては2002年女子世界選手権以来となる。 | |||||
中国は開催国枠で出場権を得た。今大会から直近のオリンピックチャンピオンの出場枠はなくなった。また、今大会から大陸選手権はワールドカップの直接の予選大会ではなくなった。その代わりに、2年間をかけて大陸予選大会が開催された。
モンテネグロとチェコはそれぞれユーゴスラビアとチェコスロバキア解体後、独立国として初めて出場権を獲得した。ポーランドは1967年大会以来久々の出場。日本は自国開催の2006年大会を除くと、1998年大会以来の予選突破。アメリカとブラジルは全大会の出場を継続した。
組み合わせ抽選は3月16日に深圳市の深圳文化中心で行われた。ドロワーには今大会のグローバルアンバサダー姚明とコービー・ブライアントが務めた。
各組上位2チームが2次ラウンドへ、下位2チームが17–32位決定ラウンドへ
各組上位2チームが決勝ラウンドへ
準々決勝 | 準決勝 | 決勝 | ||||||||
9月10日 – 東莞 | ||||||||||
アルゼンチン | 97 | |||||||||
9月13日 – 北京 | ||||||||||
セルビア | 87 | |||||||||
アルゼンチン | 80 | |||||||||
9月11日 – 東莞 | ||||||||||
フランス | 66 | |||||||||
アメリカ | 79 | |||||||||
9月15日 – 北京 | ||||||||||
フランス | 89 | |||||||||
アルゼンチン | 75 | |||||||||
9月10日 – 上海 | ||||||||||
スペイン | 95 | |||||||||
スペイン | 90 | |||||||||
9月13日 – 北京 | ||||||||||
ポーランド | 78 | |||||||||
スペイン (2OT) | 95 | |||||||||
9月11日 – 上海 | ||||||||||
オーストラリア | 88 | |||||||||
オーストラリア | 82 | |||||||||
チェコ | 70 | |||||||||
2019 FIBAバスケットボールワールドカップ優勝国 |
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スペイン 3大会ぶり2回目 |
順 | チーム | 試 | 勝 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 出場権 |
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スペイン[注 1] | 8 | 8 | 0 | 675 | 560 | +115 | 2020年東京オリンピックの出場権を獲得 | |
アルゼンチン[注 2] | 8 | 7 | 1 | 688 | 591 | +97 | ||
フランス[注 1] | 8 | 6 | 2 | 669 | 587 | +82 | 2020年東京オリンピックの出場権を獲得 | |
4 | オーストラリア[注 3] | 8 | 6 | 2 | 687 | 648 | +39 | |
5 | セルビア | 8 | 6 | 2 | 753 | 598 | +155 | オリンピック世界最終予選の出場権を獲得[注 4] |
6 | チェコ | 8 | 4 | 4 | 662 | 651 | +11 | |
7 | アメリカ[注 2] | 8 | 6 | 2 | 692 | 587 | +105 | 2020年東京オリンピックの出場権を獲得 |
8 | ポーランド | 8 | 4 | 4 | 619 | 644 | −25 | オリンピック世界最終予選の出場権を獲得[注 4] |
9 | リトアニア | 5 | 3 | 2 | 424 | 336 | +88 | オリンピック世界最終予選の出場権を獲得[注 4] |
10 | イタリア | 5 | 3 | 2 | 431 | 371 | +60 | |
11 | ギリシャ | 5 | 3 | 2 | 403 | 382 | +21 | |
12 | ロシア | 5 | 3 | 2 | 373 | 358 | +15 | |
13 | ブラジル | 5 | 3 | 2 | 409 | 427 | −18 | オリンピック世界最終予選の出場権を獲得[注 4] |
14 | ベネズエラ | 5 | 2 | 3 | 355 | 366 | −11 | |
15 | プエルトリコ | 5 | 2 | 3 | 349 | 402 | −53 | |
16 | ドミニカ共和国 | 5 | 2 | 3 | 337 | 390 | −53 | |
17 | ナイジェリア[注 5] | 5 | 3 | 2 | 435 | 381 | +54 | 2020年東京オリンピックの出場権を獲得 |
18 | ドイツ | 5 | 3 | 2 | 409 | 364 | +45 | オリンピック世界最終予選の出場権を獲得[注 4] |
19 | ニュージーランド | 5 | 3 | 2 | 497 | 470 | +27 | |
20 | チュニジア | 5 | 3 | 2 | 377 | 386 | −9 | |
21 | カナダ | 5 | 2 | 3 | 445 | 413 | +32 | オリンピック世界最終予選の出場権を獲得[注 4] |
22 | トルコ | 5 | 2 | 3 | 434 | 427 | +7 | |
23 | イラン[注 6] | 5 | 2 | 3 | 379 | 372 | +7 | 2020年東京オリンピックの出場権を獲得 |
24 | 中華人民共和国 (H) | 5 | 2 | 3 | 355 | 365 | −10 | |
25 | モンテネグロ | 5 | 1 | 4 | 370 | 406 | −36 | |
26 | 韓国 | 5 | 1 | 4 | 361 | 438 | −77 | |
27 | アンゴラ | 5 | 1 | 4 | 350 | 435 | −85 | |
28 | ヨルダン | 5 | 1 | 4 | 352 | 482 | −130 | |
29 | コートジボワール | 5 | 0 | 5 | 326 | 400 | −74 | |
30 | セネガル | 5 | 0 | 5 | 330 | 432 | −102 | |
31 | 日本[注 7] | 5 | 0 | 5 | 334 | 464 | −130 | 開催国枠で2020年東京オリンピック出場 |
32 | フィリピン | 5 | 0 | 5 | 352 | 499 | −147 |
2次ラウンドのフランス対リトアニア戦では試合終了間際のフリースローの場面を巡って誤審が発生し、本来ならばリトアニアの得点が認められるべき判定だったものの、試合結果は変わらずフランスの勝利となった。この試合を担当した審判団は大会から追放された[5]。
この試合に破れたリトアニアは、決勝ラウンド進出を逃し、2020年オリンピックの最終予選へ回ることとなったが、最終予選決勝でスロベニアに破れ、7大会続いた連続出場がストップする結果となっている[6]。
オールスターチームは大会最終日に発表された[7]。
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