2005年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ
メジャーリーグベースボールの第36回ナショナルリーグ優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
2005年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月4日に開幕した。ナショナルリーグの第36回リーグチャンピオンシップシリーズ(36th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、12日から19日にかけて計6試合が開催された。その結果、ヒューストン・アストロズ(中地区)がセントルイス・カージナルス(同)を4勝2敗で下し、球団創設44年目で初のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
概要
2005年のナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月12日–19日 | ||||||
観客動員 | 6試合合計:28万6431人 1試合平均:04万7739人 | ||||||
MVP | ロイ・オズワルト(HOU) | ||||||
NLDS | HOU 3–1 ATL STL 3–0 SD | ||||||
殿堂表彰者 | ジェフ・バグウェル(HOU内野手) クレイグ・ビジオ(HOU内野手) トニー・ラルーサ(STL監督) ラリー・ウォーカー(STL外野手) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ヒューストン・アストロズ(HOU) | |||||||
シリーズ出場 | 2年連続4回目 | ||||||
GM | ティム・パープラ | ||||||
監督 | フィル・ガーナー | ||||||
シーズン成績 | 089勝73敗・勝率.549 中地区2位=ワイルドカード | ||||||
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セントルイス・カージナルス(STL) | |||||||
シリーズ出場 | 2年連続8回目 | ||||||
GM | ウォルト・ジョケッティ | ||||||
監督 | トニー・ラルーサ | ||||||
シーズン成績 | 100勝62敗・勝率.617 中地区優勝 | ||||||
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ワールドシリーズ |
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両球団がポストシーズンで対戦するのは、前年のリーグ優勝決定戦に次いで2年連続2度目。この年のレギュラーシーズンでは両球団は16試合対戦し、カージナルスが11勝5敗と勝ち越していた[1]。今シリーズのアストロズは、第5戦でリーグ優勝まであとストライク1球という場面を作りながら逆転負けを喫したものの、第6戦で勝利してリーグ優勝を果たした。あとストライク1球でシリーズ突破決定の好機を一度は逃したものの最終的に突破を成し遂げたのは、アストロズがポストシーズン史上初である[2]。カージナルスが翌2006年より本拠地球場を新ブッシュ・スタジアムへ移すことになっていたため、今シリーズ第6戦は旧ブッシュ・スタジアムでの最後の試合となった[3]。シリーズMVPには、第2戦と第6戦の2試合に先発登板していずれも7.0イニングを投げ、2勝0敗・防御率1.29という成績を残したアストロズのロイ・オズワルトが選出された。しかしアストロズは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者シカゴ・ホワイトソックスに3勝4敗で敗れ、初優勝を逃した。