1979年の台風
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1979年の台風(1979ねんのたいふう、太平洋北西部で発生した熱帯低気圧)のデータ。台風の発生数は24個であった[1]。
この記事での日付は特記のない限り協定世界時によるものです。 |
概要 最初の台風発生, 最後の台風消滅 ...
軌跡の地図 | |
最初の台風発生 | 1月2日 |
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最後の台風消滅 | 12月23日 |
最も強かった 台風 |
台風20号 – 870 hPa, 140 kt (10分間平均) |
熱帯低気圧の総数 | 54 |
台風の総数 | 24 |
総死亡者数 | 541 |
総被害額 | 22.4 億ドル (1979 USD) |
1977, 1978, 1979, 1980, 1981 |
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日本では終戦直後の1947年から、1953年の台風2号(ジュディ台風)まで、台風の国際名としてアメリカ式の英語名を採用していたが、当時のアメリカでは女性名のみを使っていたので、日本での台風の命名もすべて女性名であった(カスリーン台風、ジェーン台風など)。しかし、この命名法は男女同権に反しており性差別につながるなどとして、世界気象機関 (WMO) から改善の要求があり、この年からは男性名・女性名を交互につける方法に改められ[2]、この年の台風1号まで女性名のみの表が使われていたものが、台風2号からは男性名を含んだ表に改められた[3]。そして、この年の台風3号(セシル)は、初の男性名台風となった[3]。
詳細は「台風の国際名」を参照
台風1号は早くも1月2日に発生。1951年の統計開始以来、当時としては最も早い日時の台風発生となり、現在でも2019年の台風1号に次ぐ史上2番目の早さとなっている。
10月の台風20号は、海上において史上世界で最も低い中心気圧となる870hPaを記録し[4][5]、その後日本列島を縦断して全国的に影響を及ぼした[6]。
日本に接近した台風の数は7個と比較的少なかったが、うち前述の台風20号を含む3個(平年並み)が本土に上陸した[7]。