1973年のナショナルリーグチャンピオンシップシリーズ
メジャーリーグベースボールの第5回ナショナルリーグ優勝決定シリーズ / ウィキペディア フリーな encyclopedia
1973年の野球において、メジャーリーグベースボール(MLB)のポストシーズンは10月6日に開幕した。ナショナルリーグの第5回リーグチャンピオンシップシリーズ(5th National League Championship Series、以下「リーグ優勝決定戦」と表記)は、同日から10日にかけて計5試合が開催された。その結果、ニューヨーク・メッツ(東地区)がシンシナティ・レッズ(西地区)を3勝2敗で下し、4年ぶり2回目のリーグ優勝およびワールドシリーズ進出を果たした。
概要
1973年のナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ | |||||||
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シリーズ情報 | |||||||
試合日程 | 10月6日–10日 | ||||||
観客動員 | 5試合合計:26万2548人 1試合平均:05万2510人 | ||||||
殿堂表彰者 | ヨギ・ベラ(NYM監督[注 1]) ウィリー・メイズ(NYM外野手) トム・シーバー(NYM投手) スパーキー・アンダーソン(CIN監督) ジョニー・ベンチ(CIN捕手) ジョー・モーガン(CIN内野手) トニー・ペレス(CIN内野手) | ||||||
チーム情報 | |||||||
ニューヨーク・メッツ(NYM) | |||||||
シリーズ出場 | 4年ぶり2回目 | ||||||
GM | ボブ・シェフィング | ||||||
監督 | ヨギ・ベラ | ||||||
シーズン成績 | 82勝79敗・勝率.509 東地区優勝 | ||||||
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シンシナティ・レッズ(CIN) | |||||||
シリーズ出場 | 2年連続3回目 | ||||||
GM | ボブ・ホーサム | ||||||
監督 | スパーキー・アンダーソン | ||||||
シーズン成績 | 99勝63敗・勝率.611 西地区優勝 | ||||||
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ワールドシリーズ |
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両球団がリーグ優勝決定戦で対戦するのはこれが初めて。レギュラーシーズンでは両球団は12試合対戦し、レッズが8勝4敗と勝ち越していた[1]。レッズの99勝63敗がこの年のMLB全体でも最高の成績だったのに対し、メッツの82勝79敗はポストシーズン進出球団史上最低の成績だったことから、シリーズ開幕前はレッズが優位とみられていたが、メッツは下馬評を覆してシリーズを制した[2]。レギュラーシーズン勝率が低いほうの球団が制したポストシーズンのシリーズとしては、勝率差102ポイントは当時歴代2位の大きさだった[注 2][3]。しかしメッツは、ワールドシリーズではアメリカンリーグ王者オークランド・アスレチックスに3勝4敗で敗れ、4年ぶり2度目の優勝を逃した。