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.usは、1985年に制定されたアメリカ合衆国の国別コードトップレベルドメイン。.usドメインの登録はアメリカの国民・居住者・組織および国内に存在する海外の実体に限られる。アメリカ国内でのドメイン登録者は、.usよりも.com、.net、.orgなどのgTLDを取得していることが多い。これらは多くの州や地方政府で(.usドメインも使用可能であるにもかかわらず)最初から使われていた。とりわけ、.govと.milドメインはアメリカ国内の使用を指定されている。
.us | |
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施行 | 1985年 |
TLDの種類 | 国別コードトップレベルドメイン |
現在の状態 | 利用可 |
管理団体 | ニュースター社(NeuStar Inc.) |
後援組織 | アメリカ合衆国商務省 |
利用地域 | アメリカ合衆国に関係する実体 |
使用状況 | アメリカでの商業利用が増加中。 |
登録の制限 | ごくまれに合衆国の関連性への異議申し立てがされることがある。 |
階層構造 | 元々は第三・第四レベルに限られていたが、現在第二レベルへの登録が可能。幼児向けサイトの.kids.usなどでは第三レベルが可能。 |
関連文書 | RFC 1480; Policy Statements and Documents on usTLD - About.US |
紛争解決方針 | usTLD Dispute Resolution Policy (usDRP) |
ウェブサイト | Search .US Domain Names & Register a .US TLD - About.US |
.usの元々の管理者は、南カリフォルニア大学情報科学研究所のジョン・ポステルである。ジョンはスタンフォード研究所(アメリカ国防総省から.usとgTLDの契約を所有していた)、後にはネットワーク・ソリューションズ(アメリカ国立科学財団から.usとgTLDの契約を所有していた)から情報科学研究所に委託された.usドメインを管理していた。登録者は地域・組織に次ぐサードレベルドメイン以降しか取得できなかった。.usの地理的サブドメインの大部分は様々な私的実体に委任され、登録者は.usの管理者へ直接登録を行うのではなく、それぞれ委任された管理者に登録することになっていたが、2002年4月からはセカンドレベルドメインが取得可能になった。現在、.usドメインはアメリカ合衆国商務省の契約のもと、ニュースター社(en:NeuStar Inc.)が管理している。
.usのセカンドレベルドメインの開放にともない、私企業や一般市民に受け入れられるようになった。.usドメインはもはや政府機関の聖域ではなくなったのである。
州ごとの合衆国郵便略称に基づいている。
2002年から個人・企業によるセカンドレベルドメインの直接登録が可能になったため、非公式のサードレベル登録ができるドメイン名もいくつか存在する。たとえばブロガー用のblog.usや、細菌が見るのに適したサイトのためのprotozoa.us[1](児童に適したサイトのドメイン名kids.usのパロディ)などがあったが、現在は使われていない。
通常のフォーマットは<組織名>.<位置関係>.<州>.us。<州>には二文字の郵便略称が入る。 <組織名>の値には以下のような意味がある。
本来<位置関係>には市・郡・教区・郡区が入るが、代わりに以下のような記述が入ることもある。
.usドメインの登録にはアメリカ合衆国との関連性が必要とされ、以下のような実体に限られる。
これらの審査のため、ニュースター社はしばしば登録において「スポットチェック」を行っている。
また、必要事項を満たさない匿名の登録を避けるため、国家通信情報管理局(National Telecommunications and Information Administration)が私的なドメイン名の登録をしないように登録者を管理している。[2]
登録者は完全なアメリカ合衆国との関わりに関する情報を省略することなく記入する必要があり、追加情報も必要となる。[3]
5桁・9桁の郵便番号や電話番号のドメイン名が予約されており、zipcode.us において、5桁の郵便番号のドメイン(例えば90120.usのような形式。この場合はカリフォルニア州ビバリーヒルズ)で地方それぞれの情報を提供するプロジェクトが進行中である。
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