香川県立丸亀競技場
香川県丸亀市にある陸上競技場 ウィキペディアから
香川県丸亀市にある陸上競技場 ウィキペディアから
香川県立丸亀競技場(かがわけんりつまるがめきょうぎじょう、英: Kagawa Pref. Marugame Stadium)は、香川県丸亀市の丸亀市総合運動公園内にある陸上競技場兼球技場[2]。施設は香川県が所有し、四電工グループ(構成員:四電工〈代表〉、シンコースポーツ、長谷川体育施設、太平ビルサービス)が指定管理者として運営管理を行っている[3] 。
丸亀市総合運動公園は丸亀市が運営する運動公園だが、本施設のみ県が運営する(本施設以外の施設群は「丸亀市スポーツセンター」と称される)。
1997年に日本陸上競技連盟公認の陸上競技場の第2種から第3種へ格下げ[4] された香川県立屋島陸上競技場に代わる県立陸上競技場の建設を検討するため、1992年6月、県教委は新設する陸上競技場などの整備構想を研究・協議する「県スポーツ施設整備検討委員会」を設置。新設に関しては高松市、丸亀市など四市一町から建設の陳情、要望が出た。
1992年末、県スポーツ施設整備検討委員会は丸亀市を建設候補地として答申。1998年の全国高等学校総合体育大会の主会場として使用することを目的に1995年から2年間かけて整備が進められ、1997年10月10日に開場している。なお、開場後の開催イベントについては#開催された主なイベント・大会を参照のこと。
日本陸上競技連盟第1種公認[5] の陸上競技場で、全天候型の400m×9レーンのトラック(ノンチップ舗装)と、106m×69.5mの天然芝フィールド(ウィンターオーバーシード採用)を有する。
観客席は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で、メインスタンドが5階建て、サイドスタンド・バックスタンドが2階建て[5]。観客収容数は30,099人(メインスタンド:10,747席、バックスタンド:13,352席、サイド芝スタンド:6,000人)[5][6] となっているが、カマタマーレ讃岐がJリーグで使用する場合は、J2以上の試合では芝生席をカウントしないJリーグ規定(実際の試合でも芝生席は原則開放しない)に伴い、「入場可能数」を固定座席での実勢収容人員である22,338人としている[1]。このため、Jリーグ開催時の応援席はバックスタンドに設けられており、アウェー側の応援席は第3コーナー付近(メインスタンドから見て左側)としている。
メインスタンド2階席に屋根を架設。ただしJリーグクラブライセンス制度のB等級(全収容人員の3分の1以上を屋根で覆うこと)を満たしていない。夜間照明は全灯 1,500Lx で、メインスタンド側は屋根一体型。バックスタンド側に鉄塔2基が配置されている[5]。バックスタンド下に雨天練習走路が設けられている。
大型映像装置は当初4色磁気反転式だったが、修理交換部品が製造を中止しており、修理が困難なこともあって、2014年3月に三菱電機製オーロラビジョン664型 (高さ7.68m×幅15.04m)に更新された[7]。なお、2010年に日本陸上競技選手権大会が行われた際は仮設で映像装置を設置した[8]。
2021年~2022年にかけて走路等の改修工事が行われ、2022年にWA(ワールドアスレティックス)クラス2認証競技場となった。これにより世界記録が即座に認められる。
2015年7月にSTNetが命名権を取得し、同年9月1日より5年間の契約期間で同社のFTTHサービス「Pikara」に由来する「Pikaraスタジアム」(ピカラスタジアム、略称:ピカスタ)と呼称される[9]。
なお、命名権採用後は、基本的に上記の名称を使うことになっているが、クリーンスタジアム規定が適用される国際サッカー連盟及びアジアサッカー連盟主催の国際試合・大会(AFCチャンピオンズリーグなど)では、例外として正式名称を使用する。
なお、カマタマーレのホームゲーム開催時は高松駅および丸亀駅からシャトルバスが運行されている(高松発着便は事前予約制)[13]。
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