護持僧祈禱により貴人の身体鎮護を行った僧 / ウィキペディア フリーな encyclopedia 護持僧(ごじそう)とは、天皇といった貴人の身体鎮護のために、祈祷を行った僧のことである。天皇の身体を護持することが目的であったため「御持僧」、また夜間に伺候していたため「夜居僧(よいのそう)」とも呼ばれた[1]。天皇への祈祷は清涼殿の二間(天皇の寝間の東の間)で行い、主に天台・真言宗の高僧が務めた。時代が下ると、天皇以外にも上皇や中宮といった天皇家の構成者や摂関家などの公家、武家にも護持僧が置かれた[2][3]。
護持僧(ごじそう)とは、天皇といった貴人の身体鎮護のために、祈祷を行った僧のことである。天皇の身体を護持することが目的であったため「御持僧」、また夜間に伺候していたため「夜居僧(よいのそう)」とも呼ばれた[1]。天皇への祈祷は清涼殿の二間(天皇の寝間の東の間)で行い、主に天台・真言宗の高僧が務めた。時代が下ると、天皇以外にも上皇や中宮といった天皇家の構成者や摂関家などの公家、武家にも護持僧が置かれた[2][3]。