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『親子万才』(おやこまんざい)は、TBS系の金曜ドラマ(毎週金曜日22:00 - 22:54)の枠で、1987年(昭和62年)1月30日から同年3月27日まで放映されていたテレビドラマ。全9話。
「母と子が懸命に生きる ―ただそれだけの物語」がキャッチフレーズの作品[1]。星淳子は夫・太郎との夫婦漫才コンビで活躍していたが、太郎がポックリ病で突然亡くなってしまった。所属事務所は相方を代えて活動を続けることを期待し、小学5年生の息子・幸宏も舞台に立つ母が好きで、淳子の弟子の三吉とコンビを組んで欲しいとも頼んだが、淳子にとって相方は太郎以外に考えられず、連日の地方巡業のために人に預けっきりだった幸宏を不憫に思っていたこともあって、漫才を辞める決心をする。生活を支えるため、淳子は昼はスーパーマーケット、夜は飲み屋で働くことに。しかし、そんな母を幸宏は強く心配して、どうしていいかわからなくなり家を飛び出す。一家の大黒柱を亡くした母と子。生活上などの不安、不動産や地主による立ち退き工作に揺らぐ混乱などを乗り越え、息子を女手一つで守りながら力強く生きるその姿を描いた。
本作では毎回、回想で夫婦漫才のシーンが流れていた。本作の撮影開始に先立って、大原麗子、川谷拓三ら出演者は内海桂子から直接漫才の指導を受け、ステージ衣装も大原自身が選んでいたという[2]。一方で、大原は後日本作について辛かったことを吐露していたことがあった[3]。 柴田一幸は本作の前年(1986年)に放映された「親子ゲーム」で心を閉ざし、殆ど言葉も発しない少年役で出演していたが、本作では人を笑わせる事が好きな明るい性格の少年役という正反対の役柄を演じている。
ほか
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