荊冠のキリスト (ヴァン・ダイク)
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『荊冠のキリスト』(けいかんのキリスト、蘭: De kroning met doornen, 西: La Coronación de espinas, 英: The Crowning with Thorns)あるいは『嘲笑されるキリスト』(ちょうしょうされるキリスト, 蘭: Christus bespot, 英: Christ Mocked)は、バロック期のフランドル出身のイギリスの画家アンソニー・ヴァン・ダイクが1618年から1620年頃に制作した絵画である。油彩。主題は『新約聖書』の3つの福音書で語られているイエス・キリストの受難のエピソードである嘲笑と茨の冠(英語版)から取られている。ヴァン・ダイクはこの作品をピーテル・パウル・ルーベンスに贈るために制作した。現在はマドリードのプラド美術館に所蔵されている[1][2][3][4][5]。