紡錘体
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紡錘体(ぼうすいたい、英: spindle apparatus)は、真核生物の細胞分裂において、姉妹染色分体を娘細胞へ分離するために形成される細胞骨格構造である。遺伝学的に同一な娘細胞を作り出す過程である有糸分裂の際に形成される紡錘体は、mitotic spindle(有糸分裂紡錘体)と呼ばれる。また、母細胞の染色体の半数を含む配偶子を形成する過程である減数分裂の際に形成される紡錘体は、meiotic spindle(減数分裂紡錘体)と呼ばれる。
![Thumb image](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/25/Kinetochore.jpg/320px-Kinetochore.jpg)
紡錘体は染色体に加えて、数百のタンパク質から構成されている[1][2]。微小管はこの装置に最も豊富に含まれる構成要素である。