硬石膏
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硬石膏(こうせっこう、anhydrite)は、組成式 CaSO4、硫酸カルシウムを主成分とする硫酸塩鉱物の一つ。無水石膏の天然結晶で、英名も「無水物」を意味する。モース硬度3.9、比重2.97。性質は重晶石、天青石と類似している。
概要 硬石膏, 分類 ...
硬石膏 | |
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分類 | 硫酸塩鉱物 |
化学式 | CaSO4 |
結晶系 | 斜方晶系 |
へき開 | 三方向に完全 |
モース硬度 | 3.5 |
光沢 | ガラス光沢 |
色 | 無色、白色、青色、紫色、赤色 |
条痕 | 白色 |
比重 | 3.0 |
プロジェクト:鉱物/Portal:地球科学 | |
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色は白色または灰白色で、薄く青色や緑色が混じることがある。水を加えても結晶水にはならず、2水和物である石膏(CaSO4・2H2O)には変化しない。
硬石膏は石膏と同様に海水の蒸発に伴って最初に析出するため、岩塩が堆積する場所の近く、特に岩塩の下層に豊富に存在する。その他、熱水鉱床や火山岩、凝灰岩の隙間などに塊状等の形態で産することも多い。