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武藤 カズキ(むとう カズキ)は、和月伸宏(ストーリー協力 - 黒崎薫)による漫画作品及びそれを原作とするアニメ『武装錬金』に登場する架空の人物。アニメでの声優は福山潤。
本作の主人公。私立銀成学園高校2年B組の男子生徒。17歳。1986年[要出典]12月1日生まれ。身長170cm、体重59kg。血液型O型。一人称は「俺」。ツンツン頭でかなりの熱血漢・正義漢で情に厚く、嘘や弱い者いじめなどの曲がった事を嫌い、人から好かれやすい明るく朗らかな性格の少年。いわゆる「天然ボケ」で後先を考えない一面もあり、周囲の失笑(もしくはツッコミ)を買うこともしばしばであるが、「四バカ」の一人としてクラス内ではムードメーカー的な存在である。周囲からの信頼も厚く、2-Bの学級委員を務める。青汁が好物。「○○の達人」を自称し数々の特技を持つと言うが、似顔絵では絵そのものは上手いものの『ジョジョの奇妙な冒険』タッチ(岸辺露伴のファンという設定もあり)であったり少々疑わしい。お人好しな為、パピヨンから「偽善者」と言われるほど誰かを守るために自分を投げ出す勇猛果敢さを持ち、たとえそれが敵であろうとも情けをかけ、時に自らの命を賭けて救おうともする。とはいえ、元はごく普通に暮らす高校生の少年であり、守るべき日常から離れた孤独な戦いにおいては弱さと脆さを見せることもある。ある夜、ホムンクルス・巳田から少女・津村斗貴子を庇って殺されたが彼女から貰った核鉄を心臓の代わりにして生き返る。翌日に斗貴子と再会して彼女から「妹と一緒に帰りなさい」と言われるが妹・まひろを寄宿舎に送り届けて「俺が闘わなければ尚更まひろや六舛達が危ない」と戦士見習いとなった。L.X.E.アジトにおける合言葉の際は仮面ライダーZXの変身ポーズを披露。原作一話でも披露している[1]。
見習いの錬金戦団の戦士としてキャプテンブラボーに教えを受け、次第に戦士としての才能を開花させながらLXEと戦う。斗貴子から貰って心臓代わりになった核鉄が黒の核鉄だった為に「ヴィクター」と呼ばれる第三の存在に覚醒する。第三の存在化すれば人間の時より力も速さも上がる。覚醒直後は暴走するも、斗貴子の呼びかけに応えて心を取り戻した。その後は錬金戦団に半ば裏切りに近い形で、人類の敵「ヴィクターIII(スリー)」と呼ばれて命を狙われることになる。『ファイナル』にて「白い核鉄」を使ってヴィクターを人間に戻す計画が失敗したことから、皆を守るためにヴィクターを道連れに月へ飛んだ。そこでヴィクターと未来永劫、命が尽きるまで勝者のいない死闘を続けるつもりであったが、既に人間の心を取り戻していたヴィクターと仲間達の助力で斗貴子と再会し、パピヨンの作った白い核鉄で無事に人間に戻ることに成功した。そしてパピヨンとも殺さない形で自分なりに決着をつけ、全ての戦いが終わった後に斗貴子と周りも羨むほどの恋人同士となり(恋人同士となって以後も斗貴子のことは「さん」付けで呼んでいる)、まひろや岡倉達親友の待つ日常へと戻っていった。斗貴子とは将来結婚することになる(『ピリオド』の表紙で結婚式が描かれている他、『武装錬金//』では幼い頃の斗貴子の未来としてその姿が登場している)。『アフター』にてパピヨンの監修によって、ロッテリや(アニメではウマカバーガー)のマスコットフィギュア第二弾の内の1つ「ライバル・偽善くん」としてフィギュア化されている。人気投票での順位は2位。
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