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柳井茶臼山古墳(やないちゃうすやまこふん)は、山口県柳井市大字柳井に所在する前方後円墳。大型の銅鏡などが出土し、国の史跡に指定されている。
柳井茶臼山古墳 | |
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前方部(手前)から後円部(奥) | |
所在地 | 山口県柳井市大字柳井 |
位置 | 北緯33度57分57秒 東経132度7分44秒 |
形状 | 前方後円墳 |
規模 | 全長80m |
埋葬施設 | 竪穴式石室 |
出土品 | 銅鏡 鉄剣 鉄鉾 |
築造時期 | 4世紀 |
史跡 | 国の史跡(1948年指定) |
地図 |
瀬戸内海を望む標高75メートルの向山に位置する。全長80メートル、後円部径約50メートル、前方部幅40メートルを測る。
1892年(明治25年)地元住民により発掘され、割石積の竪穴式石室から銅鏡、鉄剣、鉄鉾などが掘り出された[1]。銅鏡は5面出土しており、最大のものは鼉龍鏡(だりゅうきょう、単頭双胴怪獣鏡とも)で、直径44.8センチあり、古墳出土のものとしては最大級の銅鏡である[1]。これと四神四獣鏡は東京国立博物館に収蔵されている。銅鏡は他に画文帯神獣鏡(山口県立山口博物館保管)と内行八花文鏡(茶臼山古墳資料館保管)が現存し、残り1面は所在不明である。他の遺物は山口県立山口博物館や個人の所蔵となっている。古墳は1948年に国の史跡に指定されている。
1991年(平成3年)より史跡整備のために発掘調査が行なわれ、墳丘は3段に築かれ、埴輪が並べられていたことが明らかになった[1]。円筒埴輪以外に家型埴輪も出土している。竪穴式石室も再調査され、掘り残されていた大型の鉄刀、鉄刀子が出土している。
古墳は現在、茶臼山古墳歴史の広場として資料館と共に整備され、葺石や埴輪列、墳頂の家型埴輪などが再現されている。
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