御璽
皇帝または天皇の印璽 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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御璽(ぎょじ)とは、いくつかの国において、皇帝(または天皇)が公式に用いる印章(璽)を指す語。具体的には、
- 日本国において、「天皇御璽」の印文を有する天皇の印章。本項ではこれについて解説する。
- 大韓帝国において、「皇帝御璽」の印文を有する大韓帝国皇帝の印章。
- 満洲帝国において、「満洲國皇帝之寶(満洲国皇帝之宝)」の印文を有する満洲国皇帝の印章。#満洲帝国を参照。
日本国憲法の下においては、御璽は、天皇の国事行為に伴い発せられる文書に押印される。近代以前には、内印(ないいん)と称された。
現在の御璽は金印[注釈 1]で、大きさは3寸(約9.09cm)四方の角印、重さは約3.55kg[1]。印文は「天皇御璽」(2行縦書で右側が「天皇」、左側が「御璽」)と篆刻されている。国璽とほぼ同じ大きさ・形状である。宮内庁による英文表記は「Privy Seal」[2]。