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日本のプロ野球審判員、元野球選手 ウィキペディアから
山村 裕也(やまむら ひろや、1987年6月24日 - )は、日本のプロ野球審判員。審判員袖番号は18(2016年までは56)[1]。父は元プロ野球選手、元プロ野球審判員の山村達也[2]。元プロ野球選手であり、現役時代のポジションは捕手。
八木学園高等学校時代は高校通算34本塁打、強肩強打の捕手として活躍[3]。高校卒業後は大阪商業大学に進む[4]。大阪商業大学硬式野球部時代は関西六大学リーグで4回ベストナインに選出され[4]、NPBドラフト指名候補と目されるも、指名はかなわなかった[5]。
2010年2月には、フィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結ぶと発表されたが[4]頓挫し、同年四国・九州アイランドリーグ(2011年より四国アイランドリーグplus)の徳島インディゴソックスに入団[5][6]。入団2年目には前期の一時期、故障により練習生降格も経験したが[7]、チーム初のリーグ優勝に貢献し、リーグチャンピオンシップ(香川オリーブガイナーズと対戦)ではMVPに選ばれた[6]。リーグのベストナインには2年連続で選ばれている。当時は再度NPBドラフト指名候補にも挙げられた[5]。しかし、石川ミリオンスターズと対戦したグランドチャンピオンシップの第1戦で守備中のスライディングにより、左膝の半月板を損傷[6]。シリーズ終了後、手術が必要という診断を受けたことから現役続行を断念し、審判員に転身した[6]。
2012年2月6日にNPBと審判契約を結び、NPB初の「親子二代の審判員」となった[2]。審判1年目のインタビューでは、捕手出身なので球審は落ち着くが塁審は慣れないと述べていた[6]。
6年目となる2017年4月29日のオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークス戦(大阪ドーム)に三塁塁審として一軍公式戦初出場を果たした[1]。2018年より球審もおこなう[8]。
2018年5月1日のオリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズ戦(大阪ドーム)における走者と捕手の接触プレーへの対応を評価され、シーズン終了後にファインジャッジ賞を受賞している(受賞者4人の中で最年少)[8]。
2024年にはオールスター初出場を果たし、第1戦(7月23日、エスコンフィールドHOKKAIDO)で球審を務めた[9]。
2018年5月1日 オリックス対埼玉西武 4回戦(京セラD) 球審
6回裏、一死一塁、打者・若月選手(オリックス)が捕手と接触、瞬時に規則を適用しアウトを宣告。その後の走者の位置、場内放送による説明も全て1人でこなした。シーズン終了後にファインジャッジ賞を受賞している[8]。
2021年9月3日 中日対横浜DeNA(バンテリン) 二塁塁審
7回裏、一死走者二塁、遊撃手の前に上がった打球を処理しようとしたところ、二塁走者が、遊撃手の守備の妨げとなった。二塁塁審の山村は即座に守備妨害を宣告し、二塁走者をアウトとした。攻撃側監督への説明も場内放送も的確に行った。シーズン終了後にファインジャッジ賞を受賞している。
出典はリーグウェブサイトの各年度個人成績[10]。
(記録は2023年シーズン終了時)
(記録は2021年シーズン終了時)
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