尾鷲町(おわしちょう)は[1]、三重県北牟婁郡にあった町。現在の尾鷲市(おわせし)の北半にあたる。
概要 おわしちょう 尾鷲町, 廃止日 ...
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降水量が多い気候に特徴があり、「尾鷲の雨」として知られる。
- 海洋:熊野灘 尾鷲湾
- 山岳:八鬼山、高峰山
- 河川:又口川、古川、矢ノ川
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、尾鷲南浦・矢浜村・向井村・大曽根浦・尾鷲中井浦・天満浦の区域をもって北牟婁郡尾鷲町が発足。
- 1954年(昭和29年)6月20日 - 尾鷲町が北牟婁郡須賀利村、九鬼村、南牟婁郡北輪内村・南輪内村と合併して尾鷲市が発足。同日尾鷲町廃止。
歴代町長
- 1889年(明治22年) - 1901年(明治34年) 土井忠兵衛
- 1901年(明治34年) - 1911年(明治44年) 箸尾喜三太
- 1911年(明治44年) - 1915年(大正4年) 栗原実也
- 1915年(大正4年) - 1918年(大正7年) 北村富士太郎
- 1918年(大正7年) - 1922年(大正11年) 小川米太郎
- 1922年(大正11年) - 1930年(昭和5年) 大井順之助
- 1930年(昭和5年) - 1931年(昭和6年) 中村義三
- 1932年(昭和7年) - 1936年(昭和11年) 浜田正平
- 1936年(昭和11年) - 1946年(昭和21年) 岡耕之
- 1947年(昭和22年) - 1950年(昭和25年) 岩城悌
- 1950年(昭和25年) - 1954年(昭和29年) 太田寿
出典 : 『尾鷲市史 下巻』[2]
産業
- 企業
- 尾鷲電気 - 尾鷲町には、1910年(明治43年)から1927年(昭和2年)にかけて尾鷲電気という電気事業者が存在し、町内への電気の供給を担っていた[3]。その後の再編を経て1951年(昭和26年)以降は中部電力の供給区域である[4]。
- 金融機関
- 商業
小学校
- 尾鷲町立尾鷲小学校
- 尾鷲町立向井小学校
- 尾鷲町立矢浜小学校
- 尾鷲町立宮之上小学校
鉄道
現在は旧町域に紀勢本線の大曽根浦駅が所在するが、当時は路線自体が未開業。
- 土井八郎兵衛(三重県多額納税者、土井林業代表取締役、尾鷲索道社長、尾鷲銀行頭取)
尾鷲市役所『尾鷲市史 下巻』尾鷲市役所、1971年、p.866
尾鷲市役所(編)『尾鷲市史』下巻、尾鷲市役所、1971年、332-337・515頁
三重県は南牟婁郡の一部以外中部電力の供給区域。中部電力電気事業史編纂委員会(編)『中部地方電気事業史』下巻、中部電力、1995年、4-5頁
- 『商工名鑑』名古屋商工社、1913年
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 24 三重県』角川書店、1983年
- 尾鷲市役所『尾鷲市史 上巻』尾鷲市役所、1969年
- 尾鷲市役所『尾鷲市史 下巻』尾鷲市役所、1971年