大正池 (松本市)

長野県松本市上高地にある池 ウィキペディアから

大正池 (松本市)map

大正池(たいしょういけ)は、長野県松本市安曇にある景勝地で国の特別名勝特別天然記念物に指定されている上高地にある

下流から上流を望む(2011年9月撮影)
東からの風景(2009年9月撮影)
立ち枯れの木々(2009年9月撮影)
大正池 (松本市)の位置
大正池 (松本市)の位置
大正池 (松本市)
大正池 (松本市)の位置

概要

池は、活火山である焼岳1915年大正4年)に噴火し、泥流によって梓川堰き止められて形成された[1]。池にある立ち枯れの木々の景観は、1928年昭和3年)に「上高地」が史蹟名勝天然紀念物保存法による「名勝及ビ天然紀念物」に指定される際の理由の一つとなった。

  • 標高 : 1,500 m
  • 所在 : 長野県松本市安曇上高地

大正池の維持

大正池は年々、上流から流入する土砂が池底に堆積しているため、浅くなってきている。現在は上高地の観光資源であると同時に、下流に建設された東京電力リニューアブルパワーの水力発電所、霞沢発電所[注釈 1]調整池としても利用されていることから、年間10,000 - 30,000立方メートルの土砂を東京電力が冬場に浚渫(しゅんせつ)している[2]。浚渫した土砂は、従来、建設資材に利用されていたが、需要が減っており、先々処分方法が問題となると見込まれている。仮に東京電力が浚渫を取りやめた場合、単純計算で7 - 8年もすれば、池は土砂で埋まってしまうものと考えられている[3]

交通アクセス

周辺情報

脚注

関連項目

外部リンク

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