大ジュリアーノ・チェザリーニ
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大ジュリアーノ・チェザリーニ(イタリア語: Giuliano Cesarini, seniore、1398年 - 1444年11月10日)は、カトリック教会の枢機卿。教会大分裂が終結したころに新教皇マルティヌス5世に抜擢された。バーゼル公会議が分裂し教皇派がフィレンツェ公会議に移った際には、教皇派の最有力者として公会議主義派と激しく戦った。後にヴァルナ十字軍に参加するものの、ヴァルナの戦いで戦死した。17世紀のフランスの神学者ジャック=ベニーニュ・ボシュエは、チェザリーニはフィレンツェ公会議でカトリックを代表し東方正教会と戦った最大の砦であったと評している。