善福寺 (東京都港区)
東京都港区にある寺院 ウィキペディアから
東京都港区にある寺院 ウィキペディアから
善福寺(ぜんぷくじ)は、東京都港区元麻布一丁目にある浄土真宗本願寺派の寺院。山号は麻布山(あざぶさん)。「麻布山善福寺」あるいは単に「麻布山」と呼ばれることもある。東京都内では、浅草寺、深大寺に次ぐ古刹の一つで、境内には著名人の墓も多い。浄土真宗関東七大寺の一つ。
天長元年(824年)に空海(弘法大師)によって開山されたと伝え、当初は真言宗の寺院であった。
鎌倉時代に、越後国に配流になっていた親鸞が当寺を訪れ、弟子の了海によって浄土真宗に改宗した。
その後、各時代の天皇や幕府などの保護を受けて発展を遂げた。
安政5年(1859年)には日米修好通商条約に基づき当寺院内がタウンゼント・ハリスら一行の宿舎となり、一室が初代アメリカ合衆国公使館として使われ、帰国の際には謝礼として100両が寺に支払われた[2]。1861年にはハリスの通訳ヒュースケンが公使館へ戻る際に暗殺され、善福寺内に運ばれ亡くなった。また、福澤諭吉も出入りしていた。
また、善福寺付近の集落は、門前が慶安5年(1652)に正式に門前町家として認められて善福寺門前元町と呼ばれたが、明治2年(1869)に麻布山善福寺の山をとって山元町(現・麻布十番2・3、元麻布1)と改称し、同様に、善福寺の東側に当たる善福寺門前東町は麻布東町(現・南麻布一丁目)に、西側は麻布西町(現・元麻布一・二丁目)と改称された[3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.