命題論 (アリストテレス)
ウィキペディアから
ウィキペディアから
『命題論』(めいだいろん、希: Περὶ Ἑρμηνείας、羅: De Interpretatione, 英: On Interpretation)とは、アリストテレスの著作であり、『オルガノン』の中の一冊。
文字通り、様々な(真偽判定の対象となる)「命題文」のあり方について述べられている。原題は、「表現について」「説明について」「解釈について」といった程度の意味。
14の章から成り、1章-13章については内容上、
の3つに分けることができる[1]。
最後の14章に関しては、それまでに完了している議論に対する追加的なものであり、真作性に疑義を呈する意見もある[2]。
第1章
序論。名詞・動詞、否定・肯定・表現・文などの定義の必要性。
名詞・動詞それ自体は、真でも偽でもない。
第2章
「名詞」について。
第3章
「動詞」[4]について。
第4章
「文」について。
第5章
命題文の肯定・否定、単純・複合。
第6章
第7章
事物の普遍と個別。
第8章
基体(主語)の単一性。
第9章
時制(過去・現在・未来)と真偽。
過去・現在については真偽が成立するが、未来の個別的なものについては決定できない。
第10章
肯定命題・否定命題のバリエーション。
第11章
表現対象の複数性と、弁証術。
第12章
「様相」(可能・許容・不可能・必然)について。
第13章
「様相」(可能・許容・不可能・必然)と、肯定命題・否定命題のバリエーション。
第14章
命題の関係性についての判断。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.