古津八幡山遺跡
新潟市秋葉区にある遺跡 ウィキペディアから
新潟市秋葉区にある遺跡 ウィキペディアから
古津八幡山遺跡(ふるつはちまんやまいせき)は、新潟県新潟市秋葉区古津、金津および蒲ヶ沢にまたがる遺跡。遺跡の中には、古津八幡山古墳もある。
新津丘陵西側の尾根に立地する、弥生時代後期から古墳時代前期にかけての遺跡である。尾根頂上の標高は53メートル。2005年におよそ11.5ヘクタールが国の史跡に指定される。北陸系の高地性環濠集落としては最北端である。
1987年、磐越自動車道建設に伴う古津、金津、蒲ヶ沢の遺跡範囲確認調査により確認された。その後の協議で、遺跡の主要部分は現状保存されることに決まった。これまでに、新津市教育委員会が14回、新潟市教育委員会が1回調査を行っている。
北陸系・東北系(天王山式系)・在地折衷系(八幡山式)の三系統の土器。竪穴建物・方形周溝墓、環濠から出土したので、同時に作成したと考えられる。このことから、東北会津や北陸地方中西部との関わりがあったことが推察される。
古墳時代前期のもので、直径60メートルの円墳で北側に張り出している。かつて集落があった新津丘陵の尾根の先端に築かれた。墳頂部分が広く、古墳の南側には周溝が残る。同時期の住居は無く、単独で古墳が存在する。首長の墓と考えられる。新潟県内最大規模であり、菖蒲塚古墳を上回っている。
2006年度から2009年度にかけて遺跡の復元整備工事が行われ、史跡公園として公開されている[1]。
2012年春にはガイダンス施設「弥生の丘展示館」がオープンし、出土品の展示・解説や遺跡にまつわる各種展示、体験イベントなどが行われる拠点となっている[1]。
弥生の丘展示館から遺跡にかけては遊歩道が整備されている[2]。
「花と遺跡のふるさと公園」内にある。同公園へのアクセスは新潟市新津美術館#交通を参照。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.