南京の基督
芥川龍之介の短編小説 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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『南京の基督』(ナンキンのキリスト)(英題:The Christ Of Nanking)は、芥川龍之介の短編小説。中国の南京を舞台にしたキリスト教信者の少女娼婦の物語。梅毒に侵され、客をとるのを止めていた少女・金花の前に現れたキリスト似の外国人との一夜の出来事と、その後の金花と日本人旅行家との対話が描かれている。
概要 南京の基督, 訳題 ...
南京の基督 | |
---|---|
訳題 | The Christ Of Nanking |
作者 | 芥川龍之介 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『中央公論』1920年7月号 |
刊本情報 | |
収録 | 『夜来の花』 |
出版元 | 新潮社 |
出版年月日 | 1921年3月14日 |
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なお、この作品には〈本篇を草するに当り、谷崎潤一郎氏作「秦淮(しんわい)の一夜」に負ふ所尠(すくな)からず。附記して感謝の意を表す。〉との謝辞が付されて、谷崎の小説に依拠したことが示されているが、正確な作品名は『秦淮の夜』である[1][注釈 1]。
1920年(大正9年)、雑誌『中央公論』7月号に掲載され、翌年1921年(大正10年)3月14日に新潮社より刊行の『夜来の花』に収録された。1995年(平成7年)に香港・日本の合作で同名の映画が製作された。この作品で宋金花を演じた富田靖子が第8回東京国際映画祭最優秀女優賞を受賞した。