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太陽が天頂に来る日のある最北端の地点 ウィキペディアから
北回帰線(きたかいきせん、英: Tropic of Cancer)は、惑星や衛星の北半球に位置する回帰線である。本項では地球の北回帰線について述べる。
北緯23度26分22秒に位置しているが、地球の軌道系の変化に伴って毎年微妙な誤差がある。
国際航空連盟がスカイスポーツの正確な競技記録のために規定している規則では、北回帰線の長さは36787.559 kmとされている。しかし、今の変動を考慮すれば、これは正確な値ではない(正確な値を定めることができないともいえる)。夏至の日になると、南中高度がほぼ90°になる。
英語などヨーロッパの言語の多くでは、北回帰線のことを Tropic of Cancer と呼ぶ。これは、西洋占星術の巨蟹宮(黄経90°〜120°)が夏至点から始まることによる。
経度180°から、東回りに並べる。
台湾には花蓮県の瑞穂郷と豊浜郷に北回帰線が通っている。また嘉義市、嘉義県水上郷にも北回帰線が通っており、日本統治時代より北回帰線駅という貨物駅があった。その駅の隣には嘉義北回帰線標誌(記念碑)がある。
中華人民共和国広東省汕頭市の北部、汕頭大学から206国道沿いに北約5kmの、鶏籠山麓にも北回帰線の位置を示す「北回帰線標志塔」がある。塔には小さな穴の開いた直径5mの地球儀があり、夏至の日の正午にはこの穴を通って真下に日光が差す様子が見られる。また、北回帰線を示す線をまたいで、片足は熱帯、片足は亜熱帯という状態で記念写真を撮る人が多い。
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