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大阪市住之江区にある公園 ウィキペディアから
住吉公園という名称だが、現在の住所表示では住之江区になる。元々は住吉区に属していたが、1974年の大阪市の区の変更に伴い、住吉区から住之江区が分区した時、住吉公園は住之江区地域に含まれた。
住吉公園は、現在は市民公園で、花壇や池、遊戯施設、コートなどが並ぶ。しかし元は住吉大社の境内で、大社の馬場があった。公園の中央を東西に走る「潮掛け道」は、住吉大社の表参道だった。
国道26号に面した所に立つ高灯篭は、住吉大社の灯篭で、鎌倉時代創建の日本最古の灯台とされる。現在の高灯篭は1974年に場所を移して復元されたものであり、元は200メートルほど西方にあった。2005年(平成17年)に内部を改装し、史料館となっている。一般開放は毎月第1・第3日曜の10時~16時。
今は完全に内陸の市街地だが、かつては、住吉公園の少し西側を走る阪神高速15号堺線あたりまで海が迫っていた。この海に面した住吉大社の社前の風景が、日本の美しい風景の典型とされる白砂青松の原景である「住吉模様」の地。
また鎌倉時代の元寇の時は、蒙古撃退のための住吉大社による住吉大神への「浜祈祷」は、住吉公園の前に広がっていた住吉の浜で行われた。
大阪府営公園としては浜寺公園とともに1873年に指定され、大阪で一番歴史のある公園となっている。
開設当初は現在より広い面積を有していたが、1884年に阪堺鉄道(現:南海本線)が園内の東部を縦断する形で敷設された。さらに大正時代には国道26号(当時の呼称は国道16号)の建設工事に伴い、同道路が園内を縦断することになった。これに伴い1918年-1924年にかけて、国道より西側を廃止するなどの縮小・整備が行われて現在の形になった。
住吉公園縮小の代替として、当地から1.5キロほど西に住之江公園が建設されている。
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