人間は何を食べてきたか
ウィキペディアから
ウィキペディアから
『人間は何を食べてきたか』(にんげんはなにをたべてきたか)は、1985年から1994年にかけてNHK教育テレビジョンの『教育テレビスペシャル』、NHK総合テレビジョンの『NHK特集』→『NHKスペシャル』その他で放送された、日本のドキュメンタリー番組である。
人は何をどのように食べてきたのか、様々な食べ物の原点に焦点をあて、”食”から生まれた文化を通して、食生活のあり方を問い直す。第1シリーズは衛星第1テレビにて1984年12月31日 - 1985年1月4日に『食のルーツ・5万キロの旅』のタイトルで放送された。1985年1月6日に総合テレビの『NHK特集』枠と衛星第1にて総集編が放送された後、同年1月7日 - 1月11日まで、教育テレビの『教育テレビスペシャル』枠で放送された[1]。第2シリーズは1990年に、第3シリーズは1992年に、いずれも『NHKスペシャル』枠で放送。第4シリーズは1994年に放送。
2023年からは高解像度の4Kリストア版としてNHK BS4KとNHK BSプレミアムにて順次再放送が開始。3月15日に『NHK特集』枠にて「食のルーツ・5万キロの旅」(総集編)が、6月7日に第2シリーズ 「~アジア・豊かなる食の世界~」(全5回)が4K解像にて放送された。
放送回により「海編」と「川編」に分かれている。
このシリーズには副題がなく、『NHKスペシャル』等のシリーズから独立した番組となっている。
1988年頃、当時のNHKエンタープライズの提携により鎌倉スーパーステーション(現・JSDSS)が販売を手掛ける「NHK VOOK(ビジュアルヴック)」ブランドで第1シリーズ5集を収録したVHSソフトを順次発売。販売時のタイトルは『食のルーツ・5万キロの旅』。パッケージの裏には『美味しんぼ』の作者である雁屋哲の書き下ろしエッセイが記載されていた。
2003年2月21日にはブエナ ビスタ ホーム エンターテイメントより「ジブリがいっぱいCOLLECTION」の派生レーベル「ジブリ学術ライブラリー」第1弾として全シリーズを収録、DVD-BOXと単巻DVD全8巻が発売された[2][3]。各巻の特典映像として、当番組に関心を抱いたスタジオジブリの高畑勲、宮崎駿監督および番組制作者による座談会が収録されている[3]。
食べ物の原点に焦点を当てているため、一部シリーズでは映像が加工されていたり、静止画になっている個所がある。一例として、第1シリーズの「一滴の血も生かす」ではドイツの農家が飼育していた豚をソーセージやハムにして厳しい冬に備える場面があるが、その豚一頭が無作為に捌かれる場面が映画『1900年』のワンシーンと類似しており、血が噴き出る場面は極力カットされている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.