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フランスのコミック作家・映画作家 ウィキペディアから
ヴィンシュルス(Winshluss、1970年 - )は、フランスのバンド・デシネ作家(漫画家)である。
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1990年代より『ジャード』『フェライユ』などの独立系小出版社の雑誌やアンソロジーに作品を寄稿し、1999年に初の単行本『スーパー・ネグラ』を発表。『ムッシュー・フェライユ』(2001年)、『デス・クラブへようこそ』(2002年)、『パット・ブーン ハッピー・エンド』(2002年)などを経て、2009年に『ピノキオ』(2008年)でアングレーム国際漫画祭 最優秀作品賞を受賞。子供らしい造形のキャラクターと下品・俗悪な展開を組み合わせるアンダーグラウンド・コミック的な作風で、ディズニーをはじめとするアメリカの過去のコミックやアニメーションを参照することも多い[1][2]。代表作『ピノキオ』は、巻頭にカルロ・コッローディの原作小説の翻案である旨が掲げられているが、幼少時にはディズニーのアニメ版『ピノキオ』に強い衝撃を受けたという[3]。2013年には、神話を題材にした『イン・ゴッド・ウィー・トラスト』が、アングレーム国際漫画祭のオフィシャルセレクションに選ばれている。
本名のヴァンサン・パロノー名義では、アニメーション制作にも関わっている。2007年にはマルジャン・サトラピの漫画『ペルセポリス』を原作者のサトラピと共同監督でアニメーション映画化し、同年のカンヌ映画祭で批評家賞、翌年のセザール賞で最優秀新人賞と最優秀翻案賞を受けている。2011年にはサトラピの『鶏のプラム煮』を、ふたたび彼女との共同監督で実写映画化した。
※いずれもマルジャン・サトラピとの共同監督作品。
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