レス・マッキャン (英語 : Les McCann 、本名:Leslie Coleman McCann、1935年 9月23日 - 2023年 12月29日 )は、アメリカ合衆国 のジャズ ・ピアニストおよびボーカリスト。
概要 レス・マッキャンLes McCann, 基本情報 ...
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レス・マッキャン・トリオ (1962)
1935年、ケンタッキー州 レキシントン に生まれる。海軍退役後、プロのミュージシャンへ。
1960年、パシフィック・ジャズ・レコード からレス・マッキャン Ltd.名義の『Plays the Truth』でレコーディング・デビューした。
1969年、アトランティック・レコード は、その年のモントルー・ジャズ・フェスティバル でサックス奏者のエディ・ハリス とトランペッターのベニー・ベイリーと録音したアルバム『スイス・ムーヴメント』[1] をリリース。アルバムにはベトナム戦争 への反戦をうたった「Compared to What」という曲が含まれており、アルバムとシングルの両方がビルボード のポップチャート入りを果たす。
『スイス・ムーヴメント』の成功後、ソウルフルなピアニストというだけではなく、渋いボーカルも前面に出したアルバムにも力を入れ、ソウルジャズ の革新者として、ジャズとファンク 、ソウル、ワールドリズムを融合。またアコースティックにとどまらず、エレクトリックピアノ 、クラビネット 、シンセサイザー を演奏に取り入れた最初のジャズミュージシャンの一人でもある。
ロバータ・フラック を発掘し、1969年のアルバム『コメント』でも共演しデビューに力を貸した。
1971年に、マッキャンの音楽活動はジャズの枠を超え、ソウル、R&B、そしてロックの分野で、ウィルソン・ピケット 、ザ・ステイプル・シンガーズ 、サンタナ とアイク&ティナ・ターナー と共演した。
1990年代半ばに脳卒中 をおこすが、2002年には音楽に復帰。また画家および写真家としても活躍している。
2023年12月29日にロサンゼルス大都市圏 の病院で死去。88歳没[2] 。
リーダー・アルバム
Les McCann Ltd. Plays the Truth (1960年、Pacific Jazz)
『レス・マッキャン・シングス』 - Les McCann Sings (1961年、Pacific Jazz)
『レス・マッキャン・イン・サンフランシスコ』 - Les McCann Ltd. in San Francisco (1961年、Pacific Jazz)
『プリティ・レディ』 - Pretty Lady (1961年、Pacific Jazz)
『サムシング・スペシャル』 - Somethin' Special (1962年、Pacific Jazz) ※with リチャード・グルーヴ・ホームズ
『レス・マッキャン・イン・ニューヨーク』 - Les McCann Ltd. in New York (1962年、Pacific Jazz)
On Time (1962年、Pacific Jazz)
『ストーミー・マンデイ』 - Stormy Monday (1962年、Capitol) ※with ルー・ロウルズ
『ゴスペル・トゥルース』 - The Gospel Truth (1963年、Pacific Jazz)
Les McCann Ltd. Plays The Shampoo At The Village Gate (1963年、Pacific Jazz)
『マッカナ』 - McCanna (1963年、Pacific Jazz)
『ジャズ・ワルツ』 - Jazz Waltz (1963年、Pacific Jazz) ※with ジャズ・クルセイダーズ
Spanish Onions (1964年、Pacific Jazz)
McCann/Wilson (1964年、Pacific Jazz) ※with ジェラルド・ウィルソン
『ソウル・ヒッツ』 - Soul Hits (1964年、Pacific Jazz)
Beaux J. Pooboo (1965年、Limelight)
『バット・ノット・リアリー』 - But Not Really (1965年、Limelight)
『レス・マッキャン・プレイズ・ザ・ヒッツ』 - Les McCann Plays the Hits (1966年、Limelight)
A Bag of Gold (1966年、Pacific Jazz)
Live at Shelly's Manne-Hole (1966年、Limelight)
Live at Bohemian Caverns - Washington, DC (1967年、Limelight)
『バケット・オ・グリース』 - Bucket O' Grease (1967年、Limelight)
From the Top of the Barrel (1967年、Pacific Jazz)
More or Les McCann (1969年、World Pacific)
『マッチ・レス』 - Much Les (1969年、Atlantic)
『スイス・ムーヴメント』 - Swiss Movement (1969年、Atlantic) ※with エディ・ハリス
Les McCann Ltd. Plays the Shout (1970年、Sunset)
New from the Big City (1970年、World Pacific)
『コメント』 - Comment (1970年、Atlantic)
『セカンド・ムーヴメント』 - Second Movement (1971年、Atlantic) ※with エディ・ハリス
『トーク・トゥ・ザ・ピープル』 - Talk to the People (1972年、Atlantic)
Invitation to Openness (1972年、Atlantic)
『ライヴ・アット・モントルー』 - Live at Montreux (1973年、Atlantic)
Another Beginning (1974年、Atlantic)
Layers (1973年、Atlantic)
Doldinger Jubilee '75 (1975年、Atlantic)
『ハッスル・トゥ・サヴァイヴ』 - Hustle to Survive (1975年、Atlantic)
River High, River Low (1976年、Atlantic)
Music Lets Me Be (1977年、ABC/Impulse!)
Change, Change, Change (1977年、ABC/Impulse!)
『ザ・マン』 - The Man (1978年、A&M)
『トール、ダーク・アンド・ハンサム』 - Tall, Dark & Handsome (1979年、A&M)
『ザ・ロンガー・ユー・ウェイト』 - The Longer You Wait (1983年、Jam)
『ロード・ウォリアーズ』 - Road Warriors (1984年、Greene Street) ※with ヒューストン・パーソン
『ミュージック・ボックス』 - Music Box (1984年、Jam)
Butterfly (1988年、Stone)
『レス・イズ・モア』 - Les Is More (1990年、Night)
On the Soul Side (1994年、MusicMasters)
Listen Up! (1996年、MusicMasters)
Pacifique (1998年、MusicMasters) ※with Joja Wendt
How's Your Mother? (1998年、32 Jazz)
『ポンプ・イット・アップ』 - Pump It Up (2002年、ESC)
『ヴァイブレーションズ』 - Vibrations (2004年、Leafage Jazz)
The Shout (2011年、American Jazz Classics)
28 Juillet (2018年、Fremeaux)
参加アルバム
テディ・エドワーズ : 『イッツ・アバウト・タイム』 - It's About Time (1960年、Pacific Jazz)
リチャード・グルーヴ・ホームズ : 『グルーヴ』 - Groove (1961年、Pacific Jazz)
リチャード・グルーヴ・ホームズ : Tell It Like It Tis (1966年、Pacific Jazz)
ハービー・マン : 『ダウン・オン・ザ・コーナー』 - Deep Pocket (1994年、Kokopelli)
キャッシュ・マッコール : Cash Up Front (1988年、Stone)
クリフォード・スコット : Out Front (1963年、Pacific Jazz)
スタンリー・タレンタイン : 『ザッツ・ホエア・イッツ・アット』 - That's Where It's At (1962年、Blue Note)
スタンリー・タレンタイン : 『ストレート・アヘッド』 - Straight Ahead (1985年、Blue Note)