ルノー・ド・ボージュー
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作品の『名無しの美丈夫』については「ガングラン」をご覧ください。 |
ルノー・ド・ボージュー[2](Renaud de Beaujeu, Renaut de Bâgé, ~de Baugé)は、中世フランスのアーサー王伝説(ブルターニュ題材)の作家。大作としては『名無しの美丈夫』[2](Le Bel Inconnu、6266詩行)の一点のみで知られる[3]。古フランス語、12世紀末から13世紀初頭の成立とされている[5][7][9]。
『名無しの美丈夫』の作者は、作品の終末で自らを"Renals de Biauju"(6249行目)と名乗っており、かつてはルノー・ド・ボージュー(Renaud de Beaujeu)と現代風に呼び慣わされてきたが[10]、近年の研究・編訳本ではルノー・ド・バジェ(Bâgé)を正しいとしており、バジェとはブレス地方の領主家の家名である[11]( § 年代と家系譜参照)。
ルノー作の『名無しの美丈夫』は、ひとつの書写本が残存する(シャンティイ城図書館/コンデ美術館蔵 472本).[8][12]