ラステリ手術
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ラステリ手術(英: Rastelli procedure)とはイタリアの心臓外科医ジャンカルロ・ラステリ(英語版)により創始された心臓外科における開心術の一つで、左室流出路狭窄、心室中隔欠損を伴う完全大血管転位症3型に対する手術として行われた。その後、肺動脈弁閉鎖症兼心室中隔欠損症や総動脈幹症など右室流出路が無いかもしくは機能していない症例に対し、右室・肺動脈間に血流路を作成する手術を総じてラステリ手術と呼ぶようになった。肺動脈もしくは大動脈のホモグラフト(homograft)を使用するか、あるいはホモグラフトのドナーが不足している日本では肺動脈弁の人工弁付き人工血管、または体格の小さな患児では大動脈弁用の人工弁などを使用する[1]。