ミノタウロス (ロケット)
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ミノタウロス (Minotaur) はアメリカ合衆国の固体燃料ロケットシリーズ。ミニットマンとピースキーパー大陸間弾道ミサイルを転用している。製造はノースロップ・グラマン・イノベーション・システムズ(旧オービタル・サイエンシズ)が行っている。
ミノタウロスIは小型人工衛星を低軌道に投入するために使用される。ミノタウロスII(英語版)(キメラ、またはTLVとしても知られる)は弾道飛行に使用され、おもにトラッキングや弾道弾迎撃ミサイル試験のターゲットとして使用される。ミノタウロスIII(英語版)も弾道飛行に使用される。ミノタウロスIVは衛星打ち上げに使用され、低軌道投入能力はミノタウロスIのそれより大きい。ミノタウロスVは2013年9月に初打ち上げに成功した機種で、静止トランスファ軌道や月遷移軌道を含む、より高い軌道への投入が可能な設計をしている。一方ミノタウロスCはトーラスロケットが改名されたものである。
ミノタウロスI、IIはミニットマンミサイル派生で、ミノタウロスIII、IV、V、Cはピースキーパー派生である。ミノタウロスIとIV, V, Cが現役。