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2016年の米国のアクション映画 ウィキペディアから
『マグニフィセント・セブン』(The Magnificent Seven)は、2016年のアメリカ合衆国の西部劇アクション映画。監督はアントワーン・フークア、脚本はニック・ピゾラットとリチャード・ウェンク。1954年の日本の映画『七人の侍』を基にした、1960年の映画『荒野の七人』のリメイクであり[5]、デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホーク、ヴィンセント・ドノフリオ、イ・ビョンホン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、マーティン・センズメアー、ヘイリー・ベネット、ピーター・サースガードらが出演する。
マグニフィセント・セブン | |
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The Magnificent Seven | |
主要キャスト(トロント国際映画祭プレミア上映時の会見) | |
監督 | アントワーン・フークア |
脚本 |
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原作 | |
製作 |
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製作総指揮 |
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出演者 |
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音楽 |
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撮影 | マウロ・フィオーレ |
編集 | ジョン・ルフーア |
製作会社 | |
配給 |
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公開 |
2016年9月8日 (TIFF) 2016年9月23日 2017年1月27日 |
上映時間 | 133分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $108,000,000[2] |
興行収入 |
$162,360,636[3] $93,432,655[3] 3億1,000万円[4] |
主要撮影は2015年5月18日よりルイジアナ州バトンルージュで行われた。プレミア上映は2016年9月8日に第41回トロント国際映画祭で行われた。北米では2016年9月23日よりIMAXを含む劇場で公開された。
ローズ・クリークの町の住人たちは苦労の末に町を開拓して暮らしていたが、近郊の鉱山から金が採掘できることが判明した。その金鉱を独占するため悪徳実業家のバーソロミュー・ボーグは住民たちを町から追い出そうと教会に放火し、抵抗した住民たちを見せしめに射殺する。夫マシューを殺されたカレンは、テディQと共にボーグを倒すために助っ人を探しに町を出る。
近郊の町に辿り着いた二人は、そこで殺人犯を射殺して賞金を得る委任執行官サム・チザムを見かけ助っ人を依頼する。初めは興味を示さなかったチザムだが、標的がボーグだと知り依頼を引き受ける。彼はギャンブラーのファラデー、南北戦争時の知り合いロビショーと彼の相棒ビリー、手配中の殺人犯バスケス、ネイティブ殺しのジャックを仲間に引き入れローズ・クリークに向かう。途中の山中でネイティブのレッド・ハーベストと出会い、彼も仲間に受け入れて合計7人の用心棒として町に乗り込む。
町に乗り込んだチザムたちは、手始めにボーグの用心棒たちを皆殺しにし、ボーグに買収された保安官を伝令役として挑戦状を送り付ける。カレンとチザムは町の住民たちに協力を呼びかけ、これに応じた住民たちに銃の訓練を施す。さらに、ボーグの金鉱を襲って警備員たちを全滅させ、ダイナマイトを強奪して町の防御を整え、ボーグたちを迎え撃つ準備を行う。チザムたちを警戒していた住民たちも次第に彼らを慕い、積極的に協力するようになり、解放された金鉱労働者からも志願者たちが合流する。一方、保安官からチザムの伝言を聞いたボーグは激怒し、保安官を処刑し、大勢の部下たちを引き連れてローズ・クリークに向かう。決戦前夜、南北戦争の悲惨な経験から人を殺せなくなっていたロビショーはチザムに別れを告げ、一人町を出て行く。
翌朝、ローズ・クリークに到着したボーグは部下たちを町に突入させる。チザムたちは町の外縁でダイナマイトを炸裂させて、その後は町に誘い込む戦法をとり、ボーグの部下たちを圧倒する。そこにいったんは逃げたはずのロビショーが加勢に駆け付け、チザムに危機を知らせる。住民たちに手こずるボーグはガトリング砲を持ち出し、町を攻撃する。住民たちの多くが犠牲となり形勢は不利になるが、ファラデーの捨て身の攻撃によってガトリング砲は破壊される。このファラデーの他にロビショー、ビリー、ジャックが銃撃戦の中で死んでいった。
部下を全員失ったボーグは戦闘の止んだ町に入り、チザムと一騎討ちとなる。ボーグはチザムに敗れ廃墟となった教会に逃げ込み、彼に許しを乞う。チザムはボーグに対して、かつてボーグの命令で故郷が襲われ母と妹と自分が私刑にされたことを告げ、神に許しを乞えと迫る。ボーグは隙を突いてチザムを殺そうとするが、駆け付けたカレンに射殺される。チザムは死んだ仲間たちを丁重に埋葬するように依頼して町を去り、ボーグの暴虐から解放された住民たちはチザムたちに感謝の言葉を伝える。
2012年にトム・クルーズ主演で企画段階にあることが報じられた。またケビン・コスナー、モーガン・フリーマン、マット・デイモンが参加する可能性があることも報じられた[8]。2014年12月4日、クリス・プラットの出演交渉中であることが報じられた[9]。2015年2月20日、夫を殺された復讐として7人のバウンティハンターを雇う未亡人役でヘイリー・ベネットが加わった[10]。2015年5月20日、ピーター・サースガードが悪役で加わった[11]。同日、『Deadline』のマイク・フレミングはジェイソン・モモアが『アクアマン』への出演のため本作を降板していたことを報じた[12]。2015年7月11日、『デイリー・ミラー』はヴィニー・ジョーンズが出演することを報じた[13]。
映画音楽はジェームズ・ホーナーが担当する予定であったが2015年6月22日に彼は亡くなった。しかし2015年7月、フークアはホーナーが彼を驚かせるために音楽を既に作曲済みであることを知った[14]。ホーナーのアレンジャーの1人であるサイモン・フラングレンは共同構成者となり、サウンドトラックはソニー・クラシカルより発売される[15]。
主要撮影はルイジアナ州バトンルージュ北部で2015年3月18日から8月18日にかけて行われた[16][17][18]。この他にルイジアナ州セント・フランシスビルとザカリーがロケ地となった[17][18]。セント・フランシスビルでの撮影は2015年5月18日から29日のあいだに行われた[19]。
ワールド・プレミアは2016年9月8日に第41回トロント国際映画祭で行われる予定である[20][21]。また9月9日にはヴェネツィア国際映画祭でクロージング・ナイト作品を務める[22]。一般公開は当初は2017年1月13日を予定していたが[23]、2015年8月にソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは2016年9月23日へと前倒しした[24]。
Rotten Tomatoesによれば、303件の評論のうち、63%にあたる192件が高く評価しており、平均して10点満点中6.03点を得ている[25]。Metacriticによれば、50件の評論のうち、高評価は19件、賛否混在は29件、低評価は2件で、平均して100点満点中54点を得ている[26]。
映画賞 | 授賞式 | 部門 | 対象 | 結果 | 出典 |
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ティーン・チョイス・アワード | 2016年7月31日 | ティーン期待の男優賞 | クリス・プラット | ノミネート | [27] |
EDA賞 | 2016年12月16日 | 作るべきではなかったリメイク・続編賞 | 『マグニフィセント・セブン』 | [28] [29] | |
第17回ブラック・リール賞 | 2017年2月16日 | 主演男優賞 | デンゼル・ワシントン | [30] | |
監督賞 | アントワーン・フークア | ||||
ジュピター賞 | 2017年3月29日 | 国際映画賞 | 『マグニフィセント・セブン』 | [31] | |
国際男優賞 | デンゼル・ワシントン | 受賞 | |||
第43回サターン賞 | 2017年6月28日 | アクション/アドベンチャー映画賞 | 『マグニフィセント・セブン』 | ノミネート | [32] |
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