ポート・ウィリアム (フォークランド諸島)
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ポート・ウィリアム (Port William) は、東フォークランド島の東海岸に位置する大きな入り江。フランス語の名称はショワスール湾 (Baye Choiseul)[1]、スペイン語の名称はプエルト・グロウサック (Puerto Groussac) という[2]。ザ・ナロウズ (the Narrows) と呼ばれる水路で、スタンリー・ハーバー(英語版)とつながっている。
ポート・ウィリアム | |
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海洋 | 大西洋 |
国 | イギリス |
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ポート・ウィリアムの中には、いくつもの小湾があり、ジプシー・コウブ (Gypsy Cove) を含むヨーク湾(英語版)は景勝地として知られ、ハーンデン・ウォーター (Hearnden Water) はミューレル川(英語版)やウィア・クリーク (Weir Creek) の三角江として機能しており、さらにブランコ湾(英語版)、スパロー・コウブ (Sparrow Cove) などがある。ポート・ウィリアムのすぐ北側には、キドニー島(英語版)がある。
カノーパス・ヒル(英語版)、ポート・スタンリー空港(英語版)、ジプシー・コウブが位置している半島と、ネイビー・ポイント (Navy Point) と称される細長い岬によって、ポート・ウィリアムはスタンリー・ハーバーから切り離されている。このような位置にあるため、ポート・ウィリアムはフォークランド諸島において最も交通量の多い水域であり、クルーズ客船、貨物船、軍艦なども頻繁に航行するが、イギリス空軍基地マウント・プレザントとスタンリー空港の2空港が開港して以降は、交通量は減少している。
この水域は、氷河の作用によって形成されたものである。