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ブランドフォード系(ブランドフォードけい、Blandford line)は、馬(主にサラブレッド)の父系(父方の系図)の1つ。20世紀初頭のイギリスでリーディングサイアーとなったブランドフォード(Blandford 1919年生)を祖とするものである。
ブランドフォードはその受胎率の低さにもかかわらず、1924年の供用開始から4頭のダービーステークス馬を出し、さらにイギリスやフランスでリーディングサイアーを獲得した名種牡馬であった。産駒らもまた種牡馬として成功し、その系統をヨーロッパのみならずアメリカ合衆国や日本などにも送り込んだ。日本で成功した種牡馬の代表格がプリメロ(Primero 1931年生)で、その子孫は1950年代まで大舞台に立ち続けた。
時代が進むとブランドフォードの血統は主流から外れていったが、バーラム系では、ドイツのモンズーンが大成功しており、ドイチェスダービーのSamumは独リーディングサイヤーに、シロッコはBCターフ、Protectionisはメルボルンカップ、ノヴェリストはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSなどGIを4勝して日本に輸出された。
それ以外は南米ではアリシドンの子孫がFitzcarraldoを経て土着血統として残る。
例外的にマームードの子孫Milkieは、月毛(パルミノ)というサラブレッドでは珍しい毛色のため、乗馬用途で残っている。
2020年代のヨーロッパではモンズーン系が主に障害用種牡馬として人気がある。平地で活躍したMaxios、Vadamos[1]、Getawayなども主に障害用途で供用され、毎年100~200頭を超える牝馬を集めている。
---↓ブランドフォード系---
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