バルベリーニ広場
ローマの広場 ウィキペディアから
ローマの広場 ウィキペディアから
バルベリーニ広場(バルベリーニひろば、イタリア語: Piazza Barberini)はイタリアのローマにある広場。クイリナーレの丘とピンチョの丘の合間に位置する[1]。
広場の名称は、すぐ南にあるバルベリーニ家の宮殿、パラッツォ・バルベリーニに由来する[2]。そこはかつてはスフォルツァ家の所有地であり[3]、この広場も1625年ごろからはスフォルツァ広場と呼ばれていた[4][5]。さらにその前、16世紀中ごろには“piazza Grimana”と呼ばれていたらしく、その痕跡はvia degli Avignonesi街に残るプレートに見られる[4]。なお、パラッツォ・バルベリーニは1633年ごろに完成している[6]。
羅馬に往きしことある人はピアツツア、バルベリイニを知りたるべし。こは貝殼持てるトリイトンの神の像に造り做したる、美しき噴井ある、大なる廣こうぢの名なり。貝殼よりは水湧き出でゝその高さ數尺に及べり。羅馬に往きしことなき人もかの廣こうぢのさまをば銅板畫にて見つることあらむ。 — 『即興詩人』(ハンス・クリスチャン・アンデルセン)、青空文庫(森鷗外訳) https://www.aozora.gr.jp/cards/000019/files/4376_19283.html
「ピアツツア、バルベリイニ」がすなわちバルベリーニ広場である[7]。「貝殼持てるトリイトンの神の像に造り做したる、美しき噴井」はウルバヌス8世(マッフェオ・ヴィンチェンツォ・バルベリーニ)の命によりベルニーニが制作したトリトーネの噴水のことで、1643年に完成したもの[8]。ヴィットーリオ・ヴェーネト街、バルベリーニ街、トリトーネ街などの複数の街路が集まる、市内交通の要所となっている[9]。ヴィットーリオ・ヴェーネト街の入り口にある蜂の噴水もベルニーニ作で、かつては同じく広場に接続するシスティーナ街の入り口にあった[3]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.