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ロシアの大学 ウィキペディアから
バウマン記念モスクワ国立工科大学(バウマンきねんモスクワこくりつこうかだいがく、ロシア語: Московский государственный технический университет им. Н. Э. Баумана)は、ロシアのモスクワにある、国立の工科大学。略称はМГТУ、BMSTU。ロシアで最も歴史が古く、規模が大きい工科大学である。
Московский государственный технический университет им. Н. Э. Баумана | |
バウマン記念モスクワ国立工科大学本館 | |
モットー |
Мужество, Воля, Труд, Упорство! (勇気、意志、努力、忍耐!) |
---|---|
種別 | 国立 |
設立年 | 1830年 |
学長 | イーゴリ・フョードロフ[1] |
学長 | アナトリー・アレクサンドロフ[2] |
教員数 | 3,500人 |
学生総数 | 19,000人 |
大学院生 | 1,000人 |
所在地 |
ロシア モスクワ |
公式サイト | www.bmstu.ru |
バウマン記念モスクワ国立工科大学には、全日制の教育を行う学部が19ある。大学院あるいは博士課程のプログラムも行っており、また附属の中等教育学校が2校ある。
モスクワ工科大学はロシアでは名門大学の一つとされており、入学する学生には高い能力が要求される。政府機関やビジネスプレスによるレーティングでは、モスクワ工科大学はロシア国内において常に最高位に位置している[3][4][5][6]。また、モスクワ工科大学は2011年、2012年のQS世界大学ランキングでは総合379位にランキングされており[7]、「工学・情報工学」の分野では229位にランキングされている[8]。
バウマン記念モスクワ国立工科大学は、ロシアではモスクワ大学に次いで歴史の古い高等教育機関であり、1830年にロシア皇帝であるニコライ1世によって認可されたモスクワ技術学校を前身とする。
1868年には、建設技術者、機械エンジニア、工業技術者の養成を主な目的とする、帝国モスクワ工業学校(IMTS)へと改組した。IMTSは、財政的には政府や実業家の援助を得て運営されていたが、その運営は民主的であった[9]。IMTSでは、ドミトリ・メンデレーエフ、ニコライ・ジュコーフスキー、パフヌティ・チェビシェフなどの著名な科学者が教鞭を執っている。
ソ連時代に、バウマン・モスクワ最高技術学校(BMHTS)へと改名し、1838年には軍事学を扱う学部が新設され、1948年にはロケットに関する学部も新設されている。
20世紀初めには、BMHTSはソビエト連邦に70以上の工科大学を設立する[9]。モスクワ航空大学、モスクワ発電工学研究所などがそれらに含まれる。
1989年7月27日、モスクワ最高技術学校は、バウマン記念モスクワ国立工科大学(BMSTU)へと改称され、ロシア初の工科大学となる。
入学試験では、ロシア語、数学、物理の3教科が課され、倍率は約10倍である[10]。
学年は9月1日より始まり、2つのセメスターに分割される。セメスターの最後には定期試験が課される。技卒業までに通常は6年要する。近年では、多くの学生が2段階の教育システムを利用している。つまり、最初の2年間は基礎的な工学分野に関して学び、3年目以降は専門的な内容を学ぶ。
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