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アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦 ウィキペディアから
ハワード (英語: USS Howard, DDG-83) は、アメリカ海軍のミサイル駆逐艦。アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の33番艦。艦名はベトナム戦争の戦功で名誉勲章を受章したジミー・E・ハワード海兵隊曹長に因む。その名を持つ艦としては2隻目。2023年現在の定係港は横須賀。
艦歴 | |
---|---|
発注 | 1996年6月20日 |
起工 | 1998年12月9日 |
進水 | 1999年11月20日 |
就役 | 2001年10月20日 |
退役 | |
その後 | 就役中 |
要目 | |
排水量 | 9,648 トン |
全長 | 155.3 m (509 ft 6in) |
全幅 | 20.1 m (66 ft) |
吃水 | 9.4 m (31 ft) |
機関 | COGAG方式 |
LM 2500-30ガスタービンエンジン (27,000shp) ×4基 | |
可変ピッチプロペラ(5翔)×2軸 | |
最大速 | 31ノット |
航続距離 | 4,400 海里(20ノット時) |
乗員 | 士官、兵員 380名 |
兵装 | Mk.45 mod.4 5インチ単装砲 ×1基 |
Mk.38 25mm単装機関砲 ×2基 | |
Mk.15 20mmCIWS×2基 | |
M2 12.7mm機銃 ×4挺 | |
Mk.41 mod.7 VLS ×96セル | |
Mk.32 3連装短魚雷発射管×2基 | |
艦載機 | MH-60R×2機搭載可能 |
C4ISTAR | AWS B/L 6 (Mk.99 GMFCS×3基) |
AN/SQQ-89A(V)15 | |
センサ | AN/SPY-1D(V) 多機能レーダー×4面 |
AN/SPS-67 対水上レーダー×1基 | |
AN/SQS-53C(V)1艦首装備ソナー | |
電子戦 | AN/SLQ-32(V)3 ESM/ECM装置 |
Mk 36 SRBOC デコイ発射機 | |
モットー | Ready for Victory |
ハワードは1998年12月9日にメイン州バスのバス鉄工所で起工し、1999年11月20日に進水、2001年10月20日に就役した。かつての母港はサンディエゴ海軍基地であるが、同港に戻る際にはフォート・ローズクランズ国立墓地の前を通過する。同墓地には艦名の由来となったハワード曹長が埋葬されており、乗員は敬礼を行う。
2004年9月11日、スペイン海軍のF-103 ブラス・デ・レソとともにミサイル発射試験を実施した。2007年2月16日には戦闘効率賞を受賞している[1]。
2008年9月28日、ハワードはウクライナの貨物船ファイナ (Faina) を追跡中であると報告された。ファイナはケニアに向かう途中の2008年9月25日にソマリア沖で海賊によって捕えられた。ファイナには33両のT-72戦車および弾薬と予備部品が積み込まれていた[2]。ファイナは最終的に2009年2月5日に海賊から解放された。
2021年8月16日、神奈川県横須賀市の横須賀基地に同型艦ヒギンズと共に配備され、第7艦隊第71任務部隊第15駆逐隊の所属となった[3]。
2022年12月1日に横須賀基地でケンジ・イガワ中佐が艦長に着任した[4]。2023年8月20日、第7艦隊はイガワ艦長を「指揮能力に対する信頼の喪失」により解任したと発表した[5]。同年12月1日、機関室で電気系統の火災が発生し、間もなく鎮火した。乗組員12人が横須賀海軍病院に搬送されたが、翌日までに全員が退院した[6]。
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