種実類
ウィキペディア フリーな encyclopedia
「ナッツ」はこの項目へ転送されています。その他の用法については「ナッツ (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
種実類(しゅじつるい)とは、種子の部分を食用とする植物のうち、穀類と豆類以外のものを指す。一方、ナッツ(nuts)は、食用部である種子が堅い殻に包まれたものを指す。この2つはおおよそ重なり、アーモンド、クリ、クルミ、ピスタチオ、ココナッツ、ヒマワリ、ギンナンなどが含まれる。ただし、種実類のうちゴマやチアシードなど小粒のものはナッツには含まれず、またナッツは種実類ではない豆類やドライフルーツの一部を含むことがある。
食用として利用される部分はふつう種子内の子葉や胚乳であるが、それを包む堅い殻の由来はさまざまであり、クリやヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ヒマワリなどでは果皮全体、アーモンドやピスタチオ、ココナッツなどでは果皮の一部、マツ、トチノキ、ブラジルナッツなどでは種皮である。
種実類やナッツは栄養分に富み、つまみや菓子、パン、和え物などさまざまな形で利用されている。また油の原料として利用される例や、生薬とされる例もある。