ドコモケータイdatalink( - データリンク)は、FOMA用USB接続ケーブルでパソコンとFOMAを繋ぐことで、FOMAとパソコンのデータのバックアップの作成、アドレス帳の編集、その他、携帯電話のファイルの管理を行うためNTTドコモが提供していた無償ソフトウェアである。
元々はメーカー毎にデータリンクソフトは作られており、メーカーが異なる機種同士では互換性がなかった。しかし2006年10月に異なったメーカー同士でも、アドレス帳のバックアップをはじめとした、携帯電話のデーターの管理ができるような、現在のソフトがNTTドコモから提供された[1]。ソフト自体は無償だが、FOMA用USB接続ケーブルは別途購入する必要がある。
ドコモケータイdatalinkの機能は電話帳のバックアップや編集だけでなく、スケジュールの管理や同期、メールの作成、画像データや音声ファイルなどの管理等ができる。スマートフォンやPDAの同期ソフトに近い機能も有しておりMicrosoft OutlookやMicrosoft Outlook Expressとの連携も可能である。FOMA900シリーズ以降のほとんどの機種で対応する。
2015年6月30日を以て当ソフトの提供並びにサポート、ホームページを終了した[2]。
- ドコモdatalinkホームページ よりdatalinkソフトをダウンロードし、ソフトをパソコンにインストールする。
- パソコンと携帯電話をFOMA用USB接続ケーブルで接続する。
- ソフトが携帯の機種を認識し、その機種用のドライバーをダウンロードし、認識作業を行う。
- パソコン、携帯電話双方に認証パスワードを入力し、接続が完了 同期、バックアップが可能となる。
パソコンとFOMAをUSB接続ケーブルで接続し、携帯からパソコン上のデータリンクソフトにアドレス帳やスケジュール、写真・音楽・メール本文などを取り込んで、編集したり、バックアップをとることが可能である。ただし著作権付のデータは取り込み不可。
機種によっては利用できない機能もある。
電話帳のバックアップと編集
- 電話番号やメールアドレスを、パソコンで編集・管理することができる。
- 電話番号やメールアドレスやプッシュトーク、グループの追加や編集、絵文字入力、画像を貼り付け等も可能。
- Microsoft OutlookやMicrosoft Outlook Expressとの連携も可能。ただし携帯電話とオーガナイザーとの直接同期ではなく、datalinkソフトで取り込んだデータをOutlook等でインポート、エクスポートする仕組みとなる。
なお、この機能を使って電話帳をCSV形式でエクスポートしても、そのデータはドコモWebメールでは使えない。
スケジュール管理(メールや写真も)
- 携帯電話のスケジュールとdatalinkソフトのスケジュールの同期だけではなく、その日にやり取りしたメール、撮影した写真や動画等を表示させることができ、いつ何をしたかがわかる。
- Microsoft OutlookやMicrosoft Outlook Expressとの連携も可能。ただし携帯電話とオーガナイザーとの直接同期ではなく、datalinkソフトで取り込んだデータをOutlook等でインポート、エクスポートする仕組みとなる。
その他機能
- 携帯電話に保存されている、iモードメール(受信メール、送信メール、未送信メール)などを、パソコン上に取り込むことができる。更にdatalinkソフト上でメールを作成し、携帯電話の送信BOXにインポートすることが可能。そのメール携帯から送信することができる。そのメールの作成の際には絵文字等も利用できる。
- 撮影した画像を一覧表示させ、画像をフォルダ単位で管理できる。表示方法はリスト形式とサムネイル形式が選択でき、スライドショー機能も付属する。また写真を編集して待ちうけ画面を作成したり、デジタルカメラで撮った写真を携帯画面用に編集することも可能。
- 携帯電話に登録しているブックマークの編集や、新しいブックマークを新規に追加することができる。パソコン用サイトのURLをフルブラウザのブックマークに登録することも可能。
- 携帯電話で作成したテキストメモの編集や、新しいテキストメモを新規に追加できる。
- 携帯電話と外部メモリの中のiモーションを読み込んだり、携帯電話や外部メモリに書き込むことができる。 ファイル形式はMPEG-4/3GP/ASF/M4A/SDV形式の動画ファイルが管理できる。
- 携帯電話の中のトルカを読み込んだり、携帯電話に書き込むことができる。
- 携帯電話の中のメロディを読み込んだり、携帯電話に書き込むことができる。
- 携帯電話の中のマイドキュメントを読み込んだり、パソコンのPDFファイルを携帯電話に書き込むことができる。
- 携帯電話に登録している現在地通知先の編集や、新しい現在地通知先を新規に追加することができる。
対応OS
- Windows 7と8は64bit版にも対応[4]