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ドイツ・ブンデスリーガ1989-1990
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ドイツ・ブンデスリーガ1989-1990は、サッカー・ブンデスリーガの第27回目のシーズンである。1989年7月28日から1990年5月12日まで開催された。バイエルン・ミュンヘンが2シーズン連続通算12回目の優勝を達成した。
シーズン中の1989年11月9日に、長らく東西ドイツをへだてていたベルリンの壁の国境ゲートが西ドイツとの通行の自由化を求める東ドイツ市民の圧力によって解放され、翌日にはベルリンの壁が壊される出来事(ベルリンの壁崩壊)があり、シーズン後の1990年7月1日には東ドイツに西ドイツの通貨・ドイツマルクが導入されるなど、政治上の統一に先駆けて急速に通貨・経済の統一化(西ドイツによる東ドイツの事実上の併合)が進んだ(政治上の東西ドイツ統一は1990年10月3日に成された)。
ドイツサッカー界も、西ドイツのサッカーリーグであるブンデスリーガと東ドイツの1部リーグであるDDRオーバーリーガとの組織的な統一を図るのではなく、ブンデスリーガがDDRオーバーリーガ所属チームを取り込む形での統合が志向されることとなり、東ドイツサッカー協会は解散し、北東ドイツサッカー協会(Nordostdeutsche Fußballverband)へと再編された。翌1990-1991シーズンは、DDRオーバーリーガの名称がNOFVオーバーリーガ(北東ドイツサッカー協会オーバーリーガの意)と改められることになり、近い将来のブンデスリーガの旧東ドイツ地域の編入への流れが決定的となったシーズンであった(実際のDDRオーバーリーガ勢編入は1991-1992シーズンからである)。
なお、シーズン終了後の1990年6月8日から7月8日にかけて実施された1990 FIFAワールドカップでは、西ドイツ代表が、ドイツ代表として3度目の優勝を果たしている。