チョコレート・ヒルズ
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チョコレート・ヒルズ(英語: Chocolate Hills、セブアノ語: Mga Bungtod sa Tsokolate、フィリピン語: Mga Tsokolateng Burol)は、フィリピンのボホール州にある、地質学上の特異な地形[1]。一帯には少なくとも 1,260の丘があり、一説には50平方キロメートル (20 sq mi)以上の広さにわたって 1,776の丘があるとされる[2]。丘は緑の草で覆われており、乾季(秋)に入るとこれが枯れて茶色に変わり、チョコレートのような色合いになることから、この名が付いている。
チョコレート・ヒルズは、ボホール州の著名な観光地のひとつである。ボホール州の旗(英語版)や、紋章にも、州の豊かな自然の魅力を象徴するものとして描きこまれている[3]。チョコレート・ヒルズは、フィリピン観光庁のフィリピンの代表的観光地のリストに入っており、フィリピンで3件目の国家地質学記念物 (National Geological Monument) で、UNESCOの世界遺産の候補としても提案されている[4]。