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チャバ(Csaba)は、第二次世界大戦中にハンガリー陸軍で使用された国産の四輪装甲車である。
ハンガリーからの移民であるニコラス・ストラウスラー(ハンガリー名:シュトラウスレル・ミクローシュ)は、戦間期、イギリスで数種の装甲車を設計した。その後ストラウスラーは、母国ハンガリー軍用の装甲車を彼の設計に基づき製作することを、チェペル/ブダペストのヴァイス・マンフレート社との間で合意した。うち、量産に移されたチャバは、ストラウスラー設計のアルヴィスAC2装甲車の発展型である。
1939年、順調に試験が終了した後、ハンガリー陸軍は「39Mチャバ偵察装甲車(39M Csaba felderítő páncélgépkocsi)」の制式名称で61両を発注、さらに1940年に40両を追加発注した(32両とする資料もある)。2次発注のうち20両は通常型で、残りは無線指揮車として製作された。
通常型の39Mチャバは車体中央の砲塔にゾロトゥルン20mm対戦車ライフルと8mm機関銃を搭載していた。車内にもう1丁の8mm軽機関銃を搭載しており、後部ハッチを通して対空射撃が可能だった。この機銃は、乗員が降車して偵察任務を行う際の携行用でもあった。また、チャバは通常の前部操縦席のほか、後進用の後部操縦席も備えていた。
無線指揮車の40Mチャバは、8mm機銃1丁のみ装備の小型砲塔付きで、通常型のR-4無線機に加え、R-4T無線機を搭載、大型のフレームアンテナを備えていた。
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