タイフーン型原子力潜水艦
ウィキペディア フリーな encyclopedia
タイフーン型原子力潜水艦(タイフーンがたげんしりょくせんすいかん)は、ソビエト連邦で開発された弾道ミサイル潜水艦。この名称は、北大西洋条約機構 (NATO) が付けたNATOコードネームであり、ソ連およびソビエト連邦の崩壊後にこのシリーズを継承したロシア連邦では、941 「アクーラ」設計戦略任務重ミサイル潜水巡洋艦(941 「アクーラ」せっけいせんりゃくにんむじゅうミサイルせんすいじゅんようかん;ロシア語: Тяжёлые раке́тные подво́дные крейсера́ стратеги́ческого назначе́ния прое́кта 941 «Аку́ла»)と呼ぶ。戦略任務重ミサイル潜水巡洋艦(ロシア語版)(тяжёлые раке́тные подво́дные крейсера́ стратеги́ческого назначе́ния, ТРПКСН)の代表的なシリーズであった。
概要 タイフーン型原子力潜水艦, 基本情報 ...
タイフーン型原子力潜水艦 | |
---|---|
タイフーン型潜水艦 | |
基本情報 | |
種別 | 弾道ミサイル潜水艦 |
建造所 | ルビーン設計局 |
運用者 |
ソビエト連邦海軍 ロシア海軍 |
就役期間 | 1981年12月12日-2023年2月 |
建造数 | 6隻 (退役済み) |
前級 | デルタ型原子力潜水艦 |
次級 | ボレイ型原子力潜水艦 |
要目 | |
排水量 |
浮上時: 23,200–24,500 t 潜航時: 33,800–48,000 t |
長さ | 175 m |
幅 | 23 m |
吃水 | 12 m |
推進器 |
OK-650 加圧水型原子炉2基, それぞれ190 MW (254,800 hp) 2 × VV-型蒸気タービン, それぞれ37 MW (49,600 hp) 2軸推進 7枚羽根スクリュー |
速力 | 浮上時22.22ノット、潜航時27ノット |
航海日数 | 180日間潜航 |
潜航深度 | 400 m |
乗員 | 163人 |
兵装 |
9K38 イグラ SAM 1基 650mm魚雷発射管 2基 • RPK-7 Vodopad AShM • 65K型 魚雷 533mm魚雷発射管 4基 • RPK-2 Viyuga巡航ミサイル • 53型魚雷[注 1] D-19発射装置 • RSM-52 SLBM 20基 |
テンプレートを表示 |
閉じる
ソ連海軍での正式分類は、当初は巡洋潜水艦、1977年7月25日以降は重ミサイル潜水巡洋艦であった。ロシア連邦海軍でも当初は重ミサイル潜水巡洋艦であったが、1992年6月3日付けの分類法改正でこの分類は廃止され、それに代わって新設された戦略任務重原子力潜水巡洋艦へと変更された。