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ソニック・ユース(Sonic Youth)は、1981年に結成されたニューヨーク出身のバンド。
ソニック・ユース | |
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2011年時点のメンバー。左からサーストン・ムーア 、キム・ゴードン、リー・ラナルド、マーク・イボルド、スティーヴ・シェリー。 | |
基本情報 | |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク |
ジャンル | |
活動期間 | 1981年 - 2011年 |
レーベル | |
公式サイト | Sonicyouth.com |
旧メンバー |
1980年代以降におけるアメリカのインディーシーンにおいて、ノイズパンクの雄として君臨。後のグランジ、オルタナティヴ・ロックムーヴメントへ大きな影響を与え、自身らも満を持してメジャーへと移行。以後、メジャーとインディーを行き来しつつ、活動を続けていたが、2011年に活動停止した。
バンドとしては、ボーカリストが3人もいる変則的なスタイル。
1970年代後半にニューヨークで活動を開始した。ムーアとゴードンが、デイヴ・キーエイ、アン・デマリニスとともに組んだバンド(バンド名はメイル・ボンディング、レッド・ミルク、アルカディアンズ、そしてソニック・ユースと変化)が母体となった[8]。
1981年、デマリニスの脱退後、ムーアとゴードンは、現代音楽家グレン・ブランカが主宰するギター・オーケストレーションのグループで演奏していたこともあるリー・ラナルドと出会い、ソニック・ユースに誘った[9]。ドラムにはあまり恵まれず、実力不足で何回か交代している。
グループ名は、元MC5のギタリスト、フレッド “ソニック” スミス(パティ・スミスの亡き夫)が好きだったのと、サーストンが好きなレゲエのアーティストに“ユース”という言葉の付いた者が多かったので思いついた名前だが、本人曰くあまり意味は無いらしい。バンド名を変えてアルバムを出すことも多かったことから、それほどバンド名に執着は無い様子でもある。
ジャンルとしては、ノイズロック、グランジ、オルタナに分類される(ときおり日本独自のジャンル分けとしてボアダムスらとともに「ジャンク」とも呼ばれることがあったが、サーストンは嫌っていた)。サーストン・ムーアは「エレキ・ギターを聴くということはノイズを聞くこと」との持論があり、ギターノイズだけの曲、ポエトリー・リーディングのような曲など、実験的な曲も多い。自分でオリジナルのコードを考えたり変則的チューニングを多用する。
当初アメリカでは人気が出ず、ニュー・ウェイヴが全盛期だったイギリスを始めとするヨーロッパで評価された。イギリスではパブリック・イメージ・リミテッドのツアーの前座として活動した。長年インディーズ・レーベルで活動。1988年発表のアルバム『デイドリーム・ネイション』が傑作と評され、バンドはメジャーのDGCレコード(当時ゲフィン・レコード傘下、2011年現在はインタースコープ・レコード傘下)と契約を果たした。自分達がメジャーシーンに移行することで、オルタナシーン全体の過小評価を覆したいとの思いが強かった。実験的な楽曲が多く、その音楽性には高い評価があるものの、セールス面との対比から「無冠の帝王」などと揶揄されることもあった。
2006年の『ラザー・リップト』のリリースをもって、インタースコープとの契約が満了したが、バンドはその後マタドール・レコードと契約して(日本のみホステス・エンタテインメントと契約)再びインディーズに戻った。2009年、移籍第1作となる『ジ・エターナル』をリリースした。
2011年、11月に行われた南米ツアーを最後に、バンド活動を停止した。
ソニック・ユースを尊敬している、または親交のあるバンド、メンバーに曲のプロデュースを手伝ってもらったバンドは非常に多い。特に、アンダーグラウンドのバンドやアートスクール系のバンドが多い。
メンバーであるスティーブ・シェリーは、自主レーベル、スメルズ・ライク・レコードを運営するなど、アンダー・グラウンドへ目を向け、有能なアーティストをメジャー・シーンへ紹介することもしばしばあり「ソニック・ユースがお気に入りにあげている」といった冠詞はよく目にするものである。ニルヴァーナやダイナソーJr.といったバンドも、ソニック・ユースに見初められたバンドである。
ソニック・ユースが立ち上げた実験音楽レーベル
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